つづき ページ36
Y｢寒いな｣
S｢最近暖かくなってきてたけどね〜〜まだ夜は涼しい｣
Y｢暖かいか？寒いよ｣
S｢ね、涼しくて｣
Y｢寒い｣
ガブリの独特の空気感…
K｢月どこや｣
藍｢ちびには見えないかな〜〜｣
K｢うっさいわ｣
からすの頭に手を乗っけると振り払われた。酷くね？？
R｢あ！！あの木の影のとこにある！！！｣
藍｢本当だ〜〜こっからだとよく見えないけど｣
R｢あっち行けば見れる気がする！！！｣
そう言って走り出すりょー。
S｢う――わ―――――｣
K｢満月や、満月〜〜｣
右コブも走り出していった。
藍｢…まじ？｣
Y｢元気やなぁ｣
藍｢あれ、ゆーまは行かないの｣
いつもは真っ先に走り出してるイメージあるのに。
Y｢ちょっと眠くなってきてる自分がいる｣
藍｢wwww｣
しばらく笑いあって。3人の姿が見えなくなって。どちらから言い出したわけでもないけど、俺ら2人は砂浜に座り込んだ。
Y｢もう、こっからでも月見えるよ｣
藍｢真上にあるね、走らなくて済んだ｣
Y｢月って良いよね｣
藍｢落ち着くし｣
Y｢綺麗だし｣
真っ暗な夜空の中にぽっかりと穴が開いたように浮かぶ月は、街灯りなんて必要ないくらいに夜の海を、俺らを照らしている。
藍｢ホテルでも取りに行くかぁ、部屋空いてるかな｣
Y｢全員一緒の部屋でよくない？｣
藍｢いいね、そうしよw｣
一先ずあの3人を回収しようと立ち上がると、丁度向こうから走って帰ってきた。
K｢月こっちからも見えるやん｣
S｢走る必要なかった｣
R｢楽しかったからええやん！！｣
S,K｢｢疲れた｣｣
R｢うそぉおおん｣
ゆーまと顔を見合わせる。ナイスタイミング。
Y｢ホテル行くぞー｣
藍｢ホテル代はなんとりょーくんが払ってくれるそうです｣
R｢えっっっっっ｣
藍｢……インターフォン｣
R｢すいませんでした｣
でも5人全員は厳しいというので、全員同室であることを告げると納得してくれた。…いいのか、それで。
俺らを照らし続けてくれてた満月はいつしか雲に覆われていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
作者と致しましては一番最初のガブリの会話を推したいです(そこ)
りょーくんを被害者にしたがる癖なんとかして直したいです、ごめんなさい
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作者名：りーる | 作成日時：2020年1月2日 12時
