Fifty Four Down ページ24
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「じゃあ、二人とも気を付けてね」とほほ笑んで
一足先に大我先輩が最寄りの駅に着き、降りていく
私と顕嵐くんの間に、しーんとした空気が流れる
「..初めて、だよね。二人だけになるの」
「うん..いつも、誰かいたから..」
「ほとんど、京本くんだけど」
「そうだっけ?」
「そうだよ。なに?もしかしてAちゃんって暗記力悪いほう?」
「んな..!そんなことないし..!..文系科目は苦手だけど」
やっぱりー、と顕嵐くんは笑う
私は頬を膨らませて拗ねたふり
すると、スマホが突然振動した
先輩たちのグループかな?と思ったが
顕嵐くんのスマホが無反応な所を見て、個人だとわかる
誰?と思って、開いてみる
すると..
紫耀今駅いるんだけど、いつ頃の電車でつく?
紫耀部活早く終わったから、迎え来た
「..ねえ顕嵐くん」
「ん?なに?」
「駅ついたら、私迎え来てるんだけど」
「??うん」
「そいつ、会ってみる?」
「え?」
きょとんと呆ける顕嵐くん
まもなく私たちの最寄りにつくと知らせるアナウンスが鳴る
「顕嵐くんの、知り合いだから」
「わ、わかった..」
よし
私は返信を送る
A了解。次着の電車で着く
Aあとあんたに会わせたい人いるから
A懐かしむ覚悟しといて
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作者名:朔蘭 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時:2016年8月17日 18時