夜の海にて【gr】 ページ5
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あの日はそう、確か、気分転換に夜の海に出掛けていた
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ノースリーブのワンピースに、薄いカーディガンを羽織ってサンダルで砂浜に足を運ぶ
闇にほのかに光る水面
優しく頬を撫でる潮風
『やっぱ、夜の海ってサイコー』
大きな流木に腰を落ち着かせ、ボーッと海の向こうに見える水平線を見つめる
夏だというのに肌寒い時間帯
考え事に夢中で長居しすぎた身体が微かに寒さで震えだした時だった
ふと、右手方向へ目線を向けると
いつからいたのか、月光を浴び輝いている綺麗な金髪に、真っ黒な服を着た男性が立っていた
すごい....なんか絵になる...
彼のその姿に魅了されていると、その男性が私の視線に気付いたからなのか、ゆっくりと振り返る
此方を見つめる瞳は吸い込まれるほどに深い真紅
で、まるで蛇に睨まれたように身動きが取れなくなってしまった
そんな私から目を離さずにゆっくりと此方へ歩みを進める男性
え、なんでこっちきてるの
何見てるんだと難癖をつけられる？
そのまま海に放り投げられたりして
など、徐々に加速する妄想はネガティブな方向へ突き進んでいた
男性との距離が1mを切った時だった
彼はそこで歩みを止めて、口を開く
「こんな時間に女性一人で出歩くのはあまり関心しないな。ここから家は近いのか？」
『......』
予想外のセリフに呆気にとられるA
『(あれ、海に放り投げられない？)』
「それに、夏だからとは言っても夜はまだ寒い。その格好だと風邪を引くぞ。」
そう言って羽織っていた上着をAの肩にのせた
『あっ、ありがとう、ござい....ます....』
そこで、Aはふとある事に気が付く
『あの、その服って、もしかして軍服....ですか？』
「ああ。どうしても気分転換がしたくなってな。仕事着のまま出てきてしまったんだ。」
『仕事着なんですか...！
っていや、そうか...。
すみません当たり前のことで驚いてしまって』
「いや、大丈夫だ。」
そう言って微笑んだ彼は、そのまま私の隣へ腰掛ける
「君は、どうせ何度注意したって、家へは帰らないんだろう。
時間が許す限りで構わない。少し話に付き合ってくれないか」
真横を向くと眩しい程にイケメンの彼が。喋ってるだけでかっこいいとか罪だと思います。
たじろぎながらも「全く問題ないです。私からもお願いします」と返事した
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潮風悠(プロフ) - 鬼雷(ログイン垢)さん» いいですよ！ボード行きましょう♪ (2020年8月15日 22時) (
レス) id: c6e60d7221 (このIDを非表示/違反報告)
鬼雷(ログイン垢)(プロフ) - 潮風悠さん» ログイン出来たのでボード？でお話しませんか？出来たらで大丈夫です！ (2020年8月15日 17時) (レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
鬼雷 - ↓続いてすみません……。ログ垢でコメントしたから名前そのままになってました…。鬼雷です……。 (2020年8月15日 17時) (レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
た - 潮風悠さん» すみません！ログイン垢です……。普通に間違えた……。(たって言う名前なのは目をつぶっておした文字です…) (2020年8月15日 17時) (レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
潮風悠(プロフ) - たさん» びっくりしました....もしかしてお名前変えました？？ (2020年8月15日 15時) (レス) id: c6e60d7221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2020年7月12日 2時
