←6 ページ39
.
『.......っ！？』
zm「A、やっと来てくれた....」
声からでもわかる程に、ゾムはひどく安堵した様子で
泣いていた。
ゾムはAの肩口に顔を押し付け、そこがじわっと濡れる感覚がした。Aを抱きしめている手は震え、でもしっかりと強い力で抱きしめる。
zm「来ないかと思ってた.....
会いたかったから.....会えて良かった」
涙を堪えながら優しく、そう呟いたゾムは「来てくれてありがとう」と言ってまた強くAを抱きしめる
『.....っ、』
ずっと待っていてくれたんだね
ありがとう
私も、会いたかったよ
そう言葉にしたいのに、口から漏れるのは小さい吐息だけ。
こんなに近くにいるのに、何も伝えられないことがもどかしくて。
心の中でたくさん伝えながら、ゾムの手をギュッと抱きしめた
zm「A。Aが良ければ、俺たちの船に乗って欲しい。」
ゾムのお願いに、首を縦に頷いてしまいそうになる。
足もまともに動かない、声も失った私が彼らと共に海を渡っても足手纏いになるだけだ。
そんなの分かりきったこと。
なら、そうなる前にやめたほうが良い。彼には悪いが、私はこのまま.....。
zm「......A？」
彼は不安そうにそう尋ねた
それに対して、Aはフルフルと首を横に振った
zm「.......どうしてもか？」
彼の、弱々しい声に、一瞬たじろぐA。
zm「......俺は、Aのこと一目惚れやった。
でも本気やで。」
『っ、』
私も、貴方のことが好き。
側に居たい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 293人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
潮風悠(プロフ) - 鬼雷(ログイン垢)さん» いいですよ！ボード行きましょう♪ (2020年8月15日 22時) (
レス) id: c6e60d7221 (このIDを非表示/違反報告)
鬼雷(ログイン垢)(プロフ) - 潮風悠さん» ログイン出来たのでボード？でお話しませんか？出来たらで大丈夫です！ (2020年8月15日 17時) (レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
鬼雷 - ↓続いてすみません……。ログ垢でコメントしたから名前そのままになってました…。鬼雷です……。 (2020年8月15日 17時) (レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
た - 潮風悠さん» すみません！ログイン垢です……。普通に間違えた……。(たって言う名前なのは目をつぶっておした文字です…) (2020年8月15日 17時) (レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
潮風悠(プロフ) - たさん» びっくりしました....もしかしてお名前変えました？？ (2020年8月15日 15時) (レス) id: c6e60d7221 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：悠 | 作成日時：2020年7月12日 2時
