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『まだガキで、世間知らずで、大人の言う事を素直に聞けないゾムが、故郷を裏切るなんて、そんな辛い事を一人でさせようなんて思えるほど私は非道じゃない、
私よりも先に気付いたロボロが、ナミちゃんが、どんなにおまえを説得しようともあの時ゾムは行こうとしてたんだよね？
私が止めれたのは、本当に奇跡だった。 でも、それは面倒くさいから渋々折れたんじゃないの？』
「っ、じゃあ今回こそAは勘違いしてる！」
今にも泣きそうな表情のAの肩を掴む。なるべく優しく、暖かく包むように。
「本当はあの時、仲間も故郷も切り捨てようとした。全ての繋がりを断ち切ろうとした。でも、俺には、お前との繋がりだけはどうしても断ち切れんかったっ.....」
『ど、どうしてっ....？』
「お前の事が、ずっと好きだから。」
『っ！？』
言ってしまった。
でもここまで言わないとこいつは分からないから
先程までとは違って真っ赤に染め上がったAは驚き口を開けていて、ひどく滑稽だった
「な、なんとか言えよ....」
『あっ、えっと......ほ、ホントに？？』
「ああ。ホントやし本気。」
『.........私のこと、うざったいとか思ってないの？』
「思う訳がない。むしろ、側にいてほしい。」
『っ！！！』
その瞬間、Aの目から涙が止めどなく溢れてきた
「泣くほどか？」
『泣くほどだよっ。私だってずっと、ずっと好きだったんだから』
「えっ！？」
今度はゾムの驚く番だった
今、こいつなんて言った？ ずっと俺のことが好きだったって？
「お前こそ、ホントかよ？」
『ホントだよ！だから、ゾムにはここから離れて行って欲しくなかった......。
でも、グルッペンの元に行かせる事がゾムの為な気がして....
だ、だから、私はずっと後悔してた。なんであの時止めたんだ、って....』
「..........。A、お前はずっと俺の傍に居てくれるか？」
『え、？』
「俺がどんなに醜くなろうとも、俺の傍に居続けてくれるか？」
『っあ、当たり前だよ！ゾムを見放すなんて事、絶対にしないし出来るわけない。
ゾムが強くそう望むのなら、私もグルッペンの元に行く。ゾムがグルッペンの為に故郷を捨てるなら、私はゾムの為に、故郷を捨てるよ。』
Aのその言葉に、ゾムは覚悟を決めた
「A、俺と共にグルッペンの元に行こう。」
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ロボロは同じ故郷デス。
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潮風悠(プロフ) - 鬼雷(ログイン垢)さん» いいですよ！ボード行きましょう♪ (2020年8月15日 22時) (
レス) id: c6e60d7221 (このIDを非表示/違反報告)
鬼雷(ログイン垢)(プロフ) - 潮風悠さん» ログイン出来たのでボード？でお話しませんか？出来たらで大丈夫です！ (2020年8月15日 17時) (レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
鬼雷 - ↓続いてすみません……。ログ垢でコメントしたから名前そのままになってました…。鬼雷です……。 (2020年8月15日 17時) (レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
た - 潮風悠さん» すみません！ログイン垢です……。普通に間違えた……。(たって言う名前なのは目をつぶっておした文字です…) (2020年8月15日 17時) (レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
潮風悠(プロフ) - たさん» びっくりしました....もしかしてお名前変えました？？ (2020年8月15日 15時) (レス) id: c6e60d7221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2020年7月12日 2時
