5話 ページ5
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叔父「Aに縁談が来ているんだがどうしたい？」
突然の相談にフォークに乗せていたステーキがボトッと皿に落ちた。
口から垂れたソースをナフキンで拭われ、
礼を言う。
「え、縁談……ですか。」
叔父「陛下がAを気に入ったようでね。帝国の麗しいご令嬢にAをどうだ、と勧めてしまっていたようだ。Aが嫌なら断っておくが……」
「て、帝国のご令嬢の縁談を断る………ぇ」
Aのそばに居る護衛の耳に入るか入らないかぐらいで聞こえてくる。
「…僕なんかに……なんで…………断ったら叔父様が……」
爪を噛み、爪の間から血がポタポタナフキンに垂れていた。
すぐに手を離させて目線を向けさせた。
きんとき「…A様。爪噛みはお辞めになって下さい。貴方の綺麗な指から血が出ているではないですか。」
「ご、ごめんなさい…」
きんとき「…ご主人、A様をもう自室にお連れになっても？」
叔父「…あぁ。A、私の事は気にしなくていい。まだここから出なくて構わないんだからな。」
「っ…はい。ごちそうさまでした。お先に失礼いたします。」
扉から出ていく時、叔父の方を向き、
きんとき「…」
口が動く。
口だけが動く。
『俺らのAだからそんなのいらない。』
「…きんとき？」
きんとき「はい。行きましょう。」
そして扉は閉まる。
縁談話の前にあの護衛6人を消さないと無理そうだ。
愛をあまり知らないAと、
愛が枯れきってしまったあの子達が混ざりあってしまうとああなるんだな。
アレらが何かする前にAに縁談話を持ちかけてみるか。
やる事がいっぱいだ。
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金木犀 - とても素敵な作品を完結させていただきありがとうございます！ (2021年12月30日 23時) (
レス) @page16 id: b5d4ecbe80 (このIDを非表示/違反報告)
慎(しん)(プロフ) - 狛犬さん» コメントありがとうございます。感想がどれだけ嬉しい事か。。ありがとうございます！頑張ります🥰 (2021年12月14日 8時) (レス) id: 1cb24a78b9 (このIDを非表示/違反報告)
狛犬 - 本当に面白いです！！これからも頑張ってください！！ (2021年12月13日 21時) (レス) id: b790983132 (このIDを非表示/違反報告)
バレー部１１番(プロフ) - 慎(しん)さん» 頑張ってください！ (2021年12月12日 15時) (レス) id: fc1aa91eec (このIDを非表示/違反報告)
慎(しん)(プロフ) - バレー部１１番さん» コメントありがとうございます。いきなり沢山評価付けられて非常に困惑していたのでそんな感想頂けて嬉しい限りです。ありがとうございます。頑張ります。 (2021年12月12日 15時) (レス) id: 1cb24a78b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：慎 | 作成日時：2021年12月10日 23時
