34話『男にはカエルに触れて一人前みたいな訳の分からないルールがある』 ページ5
月side
夜になった。
部屋では眠っている近藤さんを挟んで山崎さんがトシ兄ぃに報告をしてる。
私は報告が頭に入ってこず、ただ下を向くことしかできなかった。
土)「今回の事は俺の責任だ。配置から全ての面で甘かった。もっかい仕切り直しだ…。」
そお言って立ち上がるトシ兄ぃ。
『配置から全ての面で甘かった。』か…じゃあやっぱり私の責任だよね…
月)「すみません、私が官僚の一番近くにいたのに…。任せて貰ったのに…。」
ダメだ、また泣きそうになる…
山)「月ちゃん…」
山崎さんが心配そうにこちらを見てくる。
原)「副長、あんなこと言われてもまだあのガマを守るのかよ!
アイツは俺たちの事をゴミみてーにしか思っちゃいねぇ!自分を庇った近藤さんにも何も思っちゃいねぇ!」
そして山崎さんがトシ兄ぃに麻薬の袋を見せる。
山)「副長…、奴は間違いなく黒です!こんなやつを守るなんて…。幕府はどうなって…」
土)「何を今更…」
部屋を出ようとするトシ兄ぃ。
山)「え?」
土)「今の幕府は俺たち人間のためになんぞ機能してねぇ、そんなのわかっていたじゃねぇか。お前らの剣はなんのためにある?
…俺の大将は昔からこいつだけだ。気に食わないんなら帰れ、俺は止めねぇよ。」
そお言って出ていくトシ兄ぃを私は追いかけた。
土)「なんだ月…?近藤さんの近くにいなくて良いのか?」
月)「…私はね、私の事を女だからと言わずに剣を教えてくれた近藤さんの隣にいたいの!」
私の頬を涙がつたった…
土)「ふ、お前も強くなったんだな。泣き虫なのは変わらんが…」
月)「なっ…」
パチパチ…
土/月)「「ん?」」
音に気づいた私たちは祖とに目を向ける。
土)「なにしてんのぉ?!お前!」
月)「総悟!」
総悟がケロ官僚を十字架に架けて燃やしていた
沖)「大丈夫大丈夫、死んでませんぜ。ようは守れば良いんぜしょ?これで敵を誘き出してパパッと一掃。攻めの守りでさァ」
総悟は官僚の前で薪をちらつかせる
ケ)「貴様ぁこんな事してただで済むと…もぺっ」
カエルの本能なのか、薪をくわえる官僚。これで黙らせるとか総悟本当に鬼畜…
35話『男にはカエルに触れて一人前みたいな訳の分からないルールがある』→←33話『男にはカエルに触れて一人前みたいな訳の分からないルールがある』
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きい(プロフ) - 私にとって、作者様がお話を書いてくれることが、何より嬉しいですよー!(良い意味で、です!) (2019年8月29日 18時) (レス) id: df2fd3e06c (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - きいさん» こんな嬉しい事ってあるんですね…(泣) (2019年8月29日 18時) (レス) id: 0fe7014f8a (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - テストお疲れ様です!勉強よりも占ツクですよ!更新期待してます。頑張ってください! (2019年8月29日 18時) (レス) id: df2fd3e06c (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - きいさん» 応援ありがとうございます!テストはいろんな意味で終わりましたw(大丈夫じゃないだろぉ!)これからはじゃんじゃん更新していくので期待してて欲しい…てす! (2019年8月29日 18時) (レス) id: 0fe7014f8a (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - みなさんテスト期間なんですねー!気長に待つので、テスト頑張ってください! (2019年8月23日 11時) (レス) id: df2fd3e06c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ショコラ | 作成日時:2019年8月2日 14時