紅一点は大変です【沖田総悟】

49話『ベルトコンベアには気を付けろ』 ページ21

ある日の夜…真選組では納涼怪談大会が開かれていた。


　もちろん私も参加している。お化けは…好きではない…


　今、稲山さんが『赤い着物の女』の話をしている


稲)｢あれは…今日みたいに蚊がたくさん飛んでいる暑い夜だった…。俺、友達と花火やってたらいつの間にか辺りは真っ暗になっちゃって…｣


　あぁ…参加しなきゃ良かったよぅ。結構怖いよぉ。リアリティー高いよぅ(泣)


　隊士のみんなも静かにしてオチを待っている


稲)｢いけねっ！母ちゃんにぶっ飛ばされるっつんで、帰ることになった訳…それで散らかった花火片付けてふっ、と寺子屋の方見たの…｣


ドッドッドッ…


　心臓がバクバク言って、服をキュッと握った


　隣にいる総悟が、少しニヤニヤしながら見てくる。


稲)｢そしたらさ…真夜中だよ？そんな時間にさ寺子屋の窓から赤い着物の女がこっち見てるの…｣

月)｢ひっ…｣

稲)｢それで俺ギョッとしちゃってでも気になるんで恐る恐る聞いてみたの…何やってんの？こんな時間にって…そしたらその女、ニヤッと笑って…｣


　みんなが唾液を飲んだ…。


土)｢マヨネーズが足りないんだけどぉぉぉお！｣

月)｢キャァァア?!｣

隊士)｢うわぁぁぁあ！｣


　背後からの声に悲鳴をあげる


隊士)｢副長！なんて事してくれるんですか！大切なオチがぁ！｣

土)｢知るか、マヨネーズが切れたんだよ！買っとけって言ったろ？焼きそばが台無しだろーが！｣

月)｢もう十分かかってるじゃないですか！何て物夜に食べてるんですか！｣


　私が涙目で叫ぶ


隊士)｢あれ？局長？…局長ぉぉ！局長がマヨネーズで気絶したぞぉ！最悪だぁ！｣


　見ると近藤さんが泡を吹いて気絶していた。









　近藤さん…御愁傷様です…。

50話『ベルトコンベアには気を付けろ』→←お知らせ

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す