お前のことが…好きじゃねーよバーカ 【川西太一】

川西「くら○か？」 ページ26

さぁ、決戦の時が来た！

バスの座席である。

なんとしてもAの隣に座りたい。

バスに入るのは学年順で、前に賢二郎。後ろにMy honeyがいて、普通に入れば俺は賢二郎の隣なのだ。



　天童「賢二郎ー！一緒に座ろ〜」


　白布「え」


　天童「行こ行こ〜」


天童さん……。ありがとうございます。

俺、幸せになりますから。



　『川西の隣かよ』


　川西「俺だってイヤだよ」(嘘！)




♪Ah Yeah〜!! 世界が開いていく〜 (スキマスイッチ)


ヨッシ！嬉しい！てか、近い！



　川西「……」

　『……』


コレは、気まずい！話題話題…



　川西「お、お前、HUNT○R×HUNT○Rで誰が好きなんだっけ？」


　『…フェイ○ンなんだけどクラ○カも良い』


　川西「くら○か？」


くら○かなんて知らん。誰だよ？
Aはスマホをとりだしていそいそと調べてくれた。


文字打つのおせぇな…。可愛い。



　『コレだよ！推せるわ〜』


画面にうつしだされたのは、金髪の女っぽい人だ。




　川西「女？」


　『男！』



俺意外の男にかっこいいなんて言うなよ！


でも、この話題を振ったらずっと話してくれたので良かった。




サラサラの髪の毛とか長いまつげを見てたら『何見てんだよ』と小突かれてしまった。


こっそりAの横顔を撮ったのは俺だけの秘密。

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