お前のことが…好きじゃねーよバーカ 【川西太一】

白布「はよ…寝癖すげぇな」 ページ20

今日で2日目。
てか、合宿って3日か。
ぜんっぜん眠れなかった……。

俺は半開きの目を擦りながら、早朝の宿の廊下を歩いていた。



　川西「……あ、賢二郎、はよ」


　白布「はよ…寝癖すげぇな」


賢二郎も寝不足なのだろう。
目の下にクマができていた。合宿中って朝、はえーよな。




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　山形「スマン！カバー！！」


　白布「牛島さんっ！」



ドンッ、と豪快な音をたてて笛がなった。


　及川「クッソ！フライング一周！」


　部員「「「「「「…はーい」」」」」」



牛島さんは今日も快調だ。
あの昨日の騒ぎの中、すやすやと眠れていたのは牛島さんだけだったからな。





烏野は練習を隣でしていた。あー、天才セッターじゃん。なんて呑気なことを考えていたらとんでもない光景を見てしまった………！




　川西「け、賢二郎」


　白布「あ？なんだよ」


　川西「……アレ。俺の幻覚？」


　白布「はぁ？…え、マジか」





俺のAに烏野のリベロが手を繋いでるではないか！？

なんか、こうギュッと包み込むように……。

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