◎ ページ21
「あ〜、いってーなー。」
『ご、ごごごめんなさい!!!』
はい。私。寝てたみたいです。
起こされて、ビックリして、おでこゴツンしてしまいました。
まじで、土下座したいわ。うん。
「じゃあすれば?」
『ん?』
「土下座。」
『え?』
「声に出てる。」
『まじか。』
恥ずかしい。穴に入りたい。
「あえてもう突っ込まないことにするね。ここ玄関だからさ。穴じゃないけど入ったら?」
『いいんですか!!』
この人優しい!!!
ん?穴じゃないけど?
まあいっか。←
『ありがとうございます!!出てけ!!って言われたらもうどうしようかと……』
「なにいってんだよ。こんな夜遅くに外に出すわけないだろ。夜は毒霧が昼より充満して、ガスマスクありでも危険なんだぞ。」
ん??
毒霧????
『あの……毒霧ってなんのことですか?』
「は?お前どうやってここまで来たんだよ。っていうか、ガスマスク持ってないな?…………まあ、変なやつではなさそうだし、とりあえず入れ。」
『おじゃましま〜す』
「あ!服についてる砂とか払ってから来い!」
潔癖性なんだなこの人。
確かに玄関でさえホコリないもんね。
『はーい。』
44人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:豆しば | 作成日時:2017年10月7日 22時