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あんぐら ページ48
…死ぬほど疲れた。
バラエティとか、こんな疲れるって忘れてた。
やっぱり、アンダーグラウンド人間は地上では上手く生きれないな。
ほんと。
久しぶりのバラエティに疲弊しきった私は、楽屋のソファから動けなくなってた。
スマホ見る気にもならないし１ミリたりとも動きたくない。
でも
ヴーッ、ヴーッ
他の通知音とは変えてるから、その連絡が何を意味するのかすぐに分かる。
疲れてるのも忘れるくらい、分かる。
ディスプレイにはやっぱりあった。
［今夜19時頃、〇〇局から北西に500メートル離れた橋の高架下。今回も無差別］
私に対する警告のお知らせ。
いつもはワクワクするけれど、今回は少し訳が違う。
北西には確か、横山さんの家があるのだ。
『どうしよう…』
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作者名：柴色 | 作成日時：2017年10月12日 21時
