三好：よしよし【ナツみかん様リクエスト】 ページ28
Aさんは顔を赤くしてぶんぶんと頭を振って否定した。
「え、ええぇ！？いや、甘えるって言っても―」
「そうですねー、例えば…」
僕の膝に頭が来るようにしてAさんを寝かせる…つまり膝枕をして、頭をよしよししてあげる。
「たまには僕に甘えて下さいね？いつも小間使みたいなことして疲れてるでしょう？」
「い、いや、だからと言ってこれは…」
「折角のこの体勢ですし耳かきします？」
「しません！」
「…じゃあ、これは？」
腰から太腿にかけてをすっとなぞると、Aさんの体がびくん！と驚いたように動いた。
「み、三好くん！？」Aさんは耳まで真っ赤にして此方を見てきた。
「マッサージですよ」
「嘘つかないで！」
「いやだって、Aさん随分体を固くされているようでしたので」
「それは三好くんの膝に…なんでもない」
「ま、慣れてないからと言えばそうなんですけどね…力、ゆっくり抜いて下さい」
今度は悪戯心なしでとん、とん、とんとゆっくりめのリズムで腕を優しく叩く。
「あは…なんだか眠くなってきちゃった」
「寝てもいいですよ？僕はここにいますから」
すうっ、と急に力が抜けたので、おやと思って顔を見るとすやすやと寝ていた。
「…僕を信用し過ぎですよ」
僕は会う人に真実のような嘘をついたり、冗談のような本当の事を話したりする詐欺師よりも質が悪いスパイの卵だというのに。
ここにいる、という一言だけで。
こんなにすやすやと僕の膝で無防備に寝てしまうなんて…あは。
「ま、いいでしょう。食べちゃうのはまたの機会にしましょう。」
とりあえず今は、このがんばり屋さんを起こさないように部屋に運ぶのが僕のやるべき事だ
僕は静かにAさんをお姫様だっこした。
後日談
「そういえば僕、なにを忘れたんだっけ？」
「なあ三好ーこの映画のチケットってお前がにやにやしながら眺めてたやつじゃない？」
「…ああ、成る程…休みだと言ってたし、誘ってみますかね」
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御冷ミァハ - 〈harmony/〉パロで波多野お願いします(>ω<) (2016年6月4日 22時) (
レス) id: 274ede080a (このIDを非表示/違反報告)
深夜放送 - しえんたさん» こんにちは！喜んでいただけて嬉しいです！次は続編で気軽にリクエストして下さいね〜 (2016年5月22日 19時) (レス) id: ae86f31621 (このIDを非表示/違反報告)
しえんた(プロフ) - こんにちは〜！リクエストありがとうございました(*^^*)読みながらニヤニヤしましたwまた宜しくお願いします(*´ω｀*) (2016年5月22日 14時) (レス) id: de39b7d707 (このIDを非表示/違反報告)
ハイセ - どのお話もすごく素敵ですね!あの、リクで田崎さんの激甘お願いしてもいいですか？ (2016年5月22日 0時) (レス) id: aa76fc5df9 (このIDを非表示/違反報告)
深夜放送 - ayaさん» こちらこそリクエストありがとうございます〜！次はぜひ続編でリクエストして下さいね！ (2016年5月20日 20時) (レス) id: ae86f31621 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深夜放送 | 作成日時：2016年5月5日 14時
