結城中佐：同衾 ページ26
「ゆっ、結城中佐！ど、どどど、同衾して下さい！！！！！」
「よかろう」
「な、なんだってーっ！？」
…困った事になった。
ジョーカーゲームを機関員達とやっていて、調子が悪かったのか私は大敗北となってしまったので『罰ゲームでもしようか』という話になってしまって出た結論が『結城中佐に同衾をお願いする』だった。
もう一度言おう
困った事になった！
「あの！…そのぉ！」
「なんだ？早くせんか、店はすぐだぞ？」
ヤバイぞ
結城中佐がガチだぞ？
雨が降るなか器用に杖をついて店へと急ぐ結城中佐！
それを追う私！
…誰か助けて。
「さて…ここにでもしようか」
「……ハイ」
少し汚れた木造の宿へ入る―意外と中は綺麗で、女将さんは結城中佐を見ると万事心得たように私と結城中佐を素通りさせた。
素通りさせないで。
厳しく検閲して。
「さて、A」
「なんです」
いくつかの部屋を通りすぎて、結城中佐は『夢の浮き橋』と書かれた部屋に入る、手招きをされたので私も靴を脱いであがる…うわあもうお布団しいてあるよ、やになっちゃうよ。
「…貴様の種は前々から欲しいとは思っていた」
「…は？」
杖を投げ捨てたというのに、結城中佐は平然と歩き…右手の手袋を噛んで外した―無傷！？
「あ、あの、結城中佐」
「幸せ、なぞわからんが…」
右手で私を布団の上へ押し倒し、その上へ乗る。
「貴様のその常識じみた束縛がむしろ心地よいとは思ってる…」
「あ…や、私は、その」
「………なんて言えばいいのか？貴様ら」
「あっ、いや、そんな―って、は？」
結城中佐は立ち上がって扉を開く。
と、雪崩れ込む機関員達。
「…阿呆か貴様ら、そんなバレバレの気配で騙せるとでも？」
「え、いやーぁ…あっはっは」
「…帰ったら補習を行う。首を洗って待っておけ」
機関員達を蹴って追い出し、手袋を嵌め杖を拾ってまた元の引きずるように歩いていく。
「え、あのっ、わかってて！？」
「勿論だ」
結城中佐は笑って言った。同衾はまた今度だと。
三好：よしよし【ナツみかん様リクエスト】→←D機関員：朝と夜のくちづけをくりかえす
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御冷ミァハ - 〈harmony/〉パロで波多野お願いします(>ω<) (2016年6月4日 22時) (
レス) id: 274ede080a (このIDを非表示/違反報告)
深夜放送 - しえんたさん» こんにちは！喜んでいただけて嬉しいです！次は続編で気軽にリクエストして下さいね〜 (2016年5月22日 19時) (レス) id: ae86f31621 (このIDを非表示/違反報告)
しえんた(プロフ) - こんにちは〜！リクエストありがとうございました(*^^*)読みながらニヤニヤしましたwまた宜しくお願いします(*´ω｀*) (2016年5月22日 14時) (レス) id: de39b7d707 (このIDを非表示/違反報告)
ハイセ - どのお話もすごく素敵ですね!あの、リクで田崎さんの激甘お願いしてもいいですか？ (2016年5月22日 0時) (レス) id: aa76fc5df9 (このIDを非表示/違反報告)
深夜放送 - ayaさん» こちらこそリクエストありがとうございます〜！次はぜひ続編でリクエストして下さいね！ (2016年5月20日 20時) (レス) id: ae86f31621 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深夜放送 | 作成日時：2016年5月5日 14時
