▽打ち上げの話。 ページ16
Aのホームランの後 なかなか得点が取れず、結局この勝負は3年生チームの勝利となった。
そのまま、二回戦…決勝…と進み、結果は青道高校3年生チームの優勝。
あの後も何回か出場したAは、もう大満足である。
・
そうしているうちに楽しかったイベントも終わり、球場のライトも落とされた。
観客のファンはみんな既に帰っていて、球場は静寂を取り戻す。
Aも更衣室で普段の私服に着替え、これからみんなで行く焼肉というなの打ち上げの準備をする。
賞金の十万円も使って食べることになっていた。
｢がっつりカルビ食べよーかなー…｣なんて考えていると、コンコンっとノックが鳴る。
丁度そろそろ楽屋から出ようと思っていた頃だったAは、不思議に思って｢はーい？｣と語尾にハテナをつけながら返事をする。
ガチャっとドアが開くと、そこには浅沼が居た。
｢あれ、浅沼先輩。どうしたんですか？｣
｢あぁA。今呼びに来たんだけどー…ちょうど行く所だったな。｣
｢はい。待たせちゃいましたね。｣
｢いや全然。あの焼肉屋混むからってみんな先に行ってて、俺はAの事待つ係。ジャンケンで勝ったし。｣
｢あはは、ジャンケンで争ったんですか私を待つ係。｣
｢まーね。
……だってほら、今俺たち、二人っきりだよ？｣
いつの間にか後ろにいた浅沼は、Aの耳元でそう呟く。
いつも話す時より低い声。
身体中の熱が一気に耳元に集中して攻めてくる。
そのまま優しく腕に抱き込まれて、｢ほら、誰も邪魔しない。｣なんて乙女ボイスの様に囁く浅沼。
振り払うのも後輩として失礼だし、茶化して誤魔化せば…なんて考えていると、その腕はぱっと離れて笑い声が聞こえた。
｢騙された？｣
｢…浅沼先輩…勘弁してください…。｣
別に離さなくても良かったけど、なんて。
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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - ココアさん» コメントありがとうございます！10まで書いた超大作な小説になってしまったので、気長に呼んでくれると嬉しいです。こちらこそ、これからもご愛読宜しくお願いします！ (2020年5月25日 18時) (
レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - くらげさん» コメントありがとうございます！こちらたつお表記はわざとで、あだ名として呼ばせています。ご理解頂けると幸いです。 (2020年5月25日 18時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
ココア - とても良い作品(*´･ω･｀)bね頑張ってください！ヽ(´ｰ｀ )ﾉ！ (2020年5月25日 10時) (レス) id: f53b9b8b14 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - いえいえ全然大丈夫ですよ！頑張って下さい!!! (2019年7月22日 23時) (レス) id: 38cae1e3e3 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - ツバキさん» ほんとですね！私あまり壮馬くんの詳しいこと知らずに書いてたので、申し訳ないです；； 訂正させていただきます！ (2019年7月22日 12時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
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