微笑み一つ咲かせましょう(JW赤×緑)

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絶対誤解されてる！

俺、なんもしてない！

なんなら、告白もされてないし！


応援してるって、
声援貰っただけ。

いや、それだけでもめちゃくちゃ嬉しいよ？

でも、なあ？


なんか、ホンマに、
あの人に勘違いされてる気がする。


橙｢モンチ、どないしたん？｣


緑｢あ、照史君。
おはようございます｣


橙｢おはよう、今日はよろしくな、
って言いに来てんけど、
なんか、思い悩んでる感じか？｣


今日は、照史君達のライブのリハ。


バックに着く俺らも、通しリハ。


早めに入って、
色々確認しようと思ってたら、
そのすぐ後に来た照史君。


緑｢いや、あの、｣


この際、聞いちゃおう。

こんなとこでうじうじしてんのは、
男らしない！


緑｢照史君って、中間先生、
中間淳太さんと、知り合いですか？｣


橙｢淳太くんな。
俺の幼なじみで、大事な人やねん｣


照史君の顔は、
凄くかっこよかった。


守る人がおる顔。


緑｢そう、なんや｣


橙｢淳太くん、モンチの学校の先生やろ？
この前、舞台のチケット渡したんやけど｣


緑｢やっぱり照史君か。
うん、見に来てくれた｣


橙｢モンチの先輩にあたる子と一緒にやろ？
その子と仲良いん？｣


緑｢全然、全く。
皆無中の皆無。
やけど、中間先生と仲良いらしくて｣


橙｢淳太くんのいとこやねん｣


緑｢そうなんや｣


やから、なんか色々知ってそうやったんや。


橙｢淳太くんな、
あの子のことめちゃくちゃ気にかけてんのよ。
モンチも、仲良おしたってって。
俺が言うことちゃうけどな｣


緑｢ほんまや。
照史君が言うことちゃうやん｣


橙｢でもな、ここだけの話。
淳太くん、いっつもしげの話ばっかやねん。
俺とおる時も、おらん時も。
せやからさ、淳太くんをしげ離れさせてやりたくて。
その場合、しげを任せられる人が必要やん。
モンチ、どお？｣


ちょけたような、それでいて本音。

照史君は自分を隠すんが上手い。


つまり、中間先生を独り占めしたいんや。


そんだけ好きなんや。


俺には、到底無理な、その立ち位置。


欲しくて止まない、０番という、照史君の隣。

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