43 赤 ページ43
赤side
ココ最近、絶対に抱くって決めてから、
ほぼこいつとおったのに。
この前、たまたま見たニュースで、
こいつが映ってた。
デビューした。
こいつは、俺とは住む世界が違うんや。
そう自覚した時、
なおさら、抱きたくなった。
別に好きにはならん。
ゲーム。
こいつを抱けたら、勝ち。
結局、クソみたいな血しか流れてないねんから。
黄「しげ」
赤「なんや」
黄「卒業したら、どうすんねん」
赤「どーてー?
もうとっくに卒業したけど・・・
え、てことは処女?!
俺絶対無理!バージンは守らせてもらうわ」
黄「別に要らんわ。
就職、進学、留学、留年、どれすんねん」
赤「・・・どうしよっか」
黄「今から高3やで。
進路のこと、考えていかなあかんやろ」
赤「なんでもええねんけどな」
黄「やりたいこととかないんか?」
赤「別に」
黄「警察官とか」
赤「っ、別にって言うてるやろ!
なんやねん!
お前に関係ないやろが!」
燻ってる所を突かれて、
淳太相手に声を荒らげてしまった。
俺を心配してくれてるんは重々伝わる。
そんな淳太に八つ当たりしてしまったことに、
後悔しても遅い。
荷物を持って外に出る。
行く宛てなんかない。
誰でも良いから引っ掛けて、
何も考えんと、ソーユー事だけしてたい。
ほんまにここ3ヶ月くらい誰ともヤ ってない。
そろそろ禁断症状出そう。
ソーユー事ができる所に出向いたけど、
全然そそらへん。
女「火、持ってる?」
それ用にライターは持ってる。
いつもやったらすぐ受け入れるのに、
全然興味もない。
なんなら、煙たくて無理。
こいつの服、タバコくさ。
女「チッ おもんな」
おもんないやろ。
知ってる。
すぐにどっか行った。
かと思ったら、さっきの女は、
目の前でまた引っ掛けてる。
いやいや、もうちょい離れたとこでせーや。
はあ・・・
帰ろ。
立ち上がった時。
「君、ちょっとええか」
振り返れば、スーツ姿の男2人。
「君、身分証明できるものある?
見た感じが若いからね。
ちょっと見せてもらえるかな」
だる。
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ななはち(プロフ) - おむらいすさん» おむらいすさんコメありがとうございます🤍何度も見返してくださってるなんて…これからも更新していくのでよろしくお願いします!! (2023年2月6日 23時) (レス) @page2 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
おむらいす(プロフ) - コメント失礼しますm(_ _)m作成された当初から読ませていただいております。凄く好きな作品で、毎日何度も見返しています!これからも頑張ってください! (2023年2月6日 22時) (レス) @page32 id: 51ec81c536 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななはち | 作成日時:2023年1月8日 11時