どんないろがすき？(JW青×桃)

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あの日から、神ちゃんもとい、
ともちゃんと出掛けることが増えた。


カラコン、ファンデ、シャドウ、
マスカラ、ハイライト、リップ・・・


どんどん｢のんちゃん｣が出来上がる。
かわいい。


｢かわいー！｣


｢///｣


｢じゃ行こか！｣


｢っ、ともちゃんもかわいい！｣


｢ふふ、ありがとう♡｣


急に着信。


｢ごめん、しげや｣


｢うん、いいよ？｣


電話出た瞬間、めっちゃ幸せそうな顔。
いいなあ。


｢え、でも今日のんちゃんもおるねんけど｣

｢えー、それは聞いてからやないと｣

｢どこおるん？
あ、そうなん？
誰と？｣


なんやいっぱい話してる。
時々のんのこと、眉下げながら見てるけど、
どないしたんやろ？

ともちゃんが困ってたら、
のんが助けてあげたい。


｢うん、じゃあ聞いてみるわ。
うん、はい、ばいばい、ん、ともも。
も、のんちゃん待たせてるから！

おまたせ、ごめんな？｣


｢ううん、大丈夫やった？｣


｢あのな、のんちゃん｣


上目遣いで、のんの様子伺うみたいに。
その仕草、誰でも落ちちゃうよ。


｢あんな、しげが近くおるらしくて、｣


｢あ、いいよ？
のん1人で映画でも見てこよかな｣


｢え？
いやいやいや、のんちゃん1人にはさせへんよ？｣


｢え、でも、ともちゃん、
しげ先輩にデート誘われたんやろ？｣


｢いや、しげ今、流星と一緒におるらしいねん。
それで、Wデートやないけど、
4人で遊ばへん？って・・・嫌、よな？｣


｢ともちゃんは？｣


｢え、んー・・・
せっかくかわいくしたから、
見てもらわへん？｣


｢う、ん・・・｣


ともちゃんに委ねてしまったけど、
やっぱり怖い。

しげ先輩はともちゃんの彼氏さんやから、
大丈夫やろうけど、
のんのこと見て、笑われへんかな。
気持ち悪いって思われへんかな。
ともちゃんともう遊ばんといてって言われるかも。


｢のんちゃん、やっぱりやめとく？｣


｢ううんっ｣


｢無理せんといて？
のんちゃんが怖かったり、嫌やったら、
ともも嫌やから｣


｢ううん。大丈夫。
でも、もしかしたら、って思っちゃって｣


｢絶対大丈夫。
それでしげも流星ものんちゃんのこと傷つけたら、
とりあえずしばき倒して、しげは別れる。
流星も一生ご飯作ったらへんもん｣


案外怖いです、ともちゃん。
いや、今のはもう神ちゃんやった。


｢しげ達が来るまで、
ちょっと買い物して、
どっから入ろっか｣

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