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二つの桜 ページ3

センリside


『噓、だろ?』


けど、目の前の彼女は答えない。

当たり前だ

だってもう…

けど、その事を受け入れたくなくて、

俺は何度も彼女の名前を呼ぶ。


『なぁ、噓だろ?お前が、ティナが、死ぬわけ、ないよな。
なぁ、噓だろ?噓って言ってくれよ!!ティナ!
目を、開けてくれよ!何時もみたいに、優しい声で、セー君って呼んでくれよ!ティナ!』


ティアラ「ッ!センリ、君、ティナは…もうッ…!」


ティナの母親のティアラさんが泣きそうになりながら

俺に現実を言う

分かってる。分かってるんだ…!

けど、昨日まで、

一緒に笑ってたんだぞ?

なのに、今日死ぬって……




 


 


 


 


 



 


 



今日、俺は

命の永さは違うけど、

妖怪も、人間も、

本当は同じで、

命はとても儚いものなんだと、

思い知らされました

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作者名:吹雪咲彩 | 作成日時:2019年2月10日 13時

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