逃げ出すために ページ12
『……』
考えるんだ…私………
逃げ出すんだ……たとえ…怪我をしても……
足が無くなろうと……絶対…逃げ出す…
『……っ…』
うまく声が出せない……何で……
怖いからだ…この人達が……でもいいんだ…恐れを強さに……
『ね、ねぇ』
アン「なぁに♡？」
『喉が、乾いたんだ。だから、そこの自動販売機で飲み物買っていい？』
アン「…」
夏準「いいですよ。お金は僕が出しますから、飲みたいものを言ってください」
『えっと…自分で出すよ。お金出してもらうなんて、悪いよ』
夏準「いえ、これは僕がやりたいからやっているんです」
夏準「なので、遠慮はいりませんよ」
クソ…ここで自分で買えたら…隙を見て逃げ出せるのに……
『じゃあ、水でお願い』
夏準「水ですね」
夏準「どうぞ」
『あ、ありがとう』
『アン、飲みにくいから手、離してくれない？』
アン「いいよ〜」
機嫌がいいな……なら……
離してもらえたのはいい…あとは…アレンと夏準の隙をつかなくちゃ……
アレン「ふぁ〜」
アン「ちょっと、まさかまた徹夜したの？！」
アレン「しょうがないだろ！いいリリックが思いついたんだから！」
アレンは……楽そうだな……問題は夏準……私から目を離さない……隙がないわ…
『……』
夏準「可愛いですねぇ」
アン「当たり前でしょ！」
アレン「そうだぞ！」
『あ、ありがとう』
アン「夏準、スマホ鳴ってるよ」
夏準「…電話です。少々待っていてくださいね」
アン「はーい」
アレン「おう」
アン「ん〜、Aって本当に可愛い♡」
アレン「そりゃ、俺のAだからな！」
アン「は？違うから！」
アレン「いや、Aは俺…のだ！」
アン「何恥ずかしがってんの！そう言うんだったら胸張って言えばいいじゃん！」
アレン「それはっ！…アン」
アン「何？」
アレン「Aはどこだ？」
アン「え？嘘…またどっか行ったの？！」
アレン「嘘だろ？！とにかく、早く探さないと！」
夏準「何を探すんです？」
アン「夏準！Aがどっか行っちゃって…」
夏準「はぁ、やはり貴方達に任せるのはやめといた方がよかったですね…」
『っはぁ、はぁ、一応スラムに来たけど……ここから家に帰れるかな…』
『しかも夜になっちゃったし……』
『あの双子に……合わないといいけど……』
そうして私はスラムの中に入り、どんどん足を進めていった……
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夜瑠(プロフ) - 久しぶりに1話から読ませて頂いきました。やっぱり、cozmezのヤンデレもいいですね！無理せず、更新頑張ってください！続き楽しみにしてます！！ (5月12日 1時) (
レス) id: 24b5df3fb2 (このIDを非表示/違反報告)
SESERI - いちごさん» コメントありがとうございます！！ヤンデレ最高ですよね！！私も好きです！更新遅れて申し訳ございませんでした！これからもご愛読してくれると幸いです！ (2月10日 0時) (レス) id: a2012ddb44 (このIDを非表示/違反報告)
SESERI - 一生ついて行きますさん» コメントありがとうございます！！パラライのヤンデレが少ないのでつい、作ってしまいました！更新遅れてすみませんでした！これからもご愛読してくれると嬉しいです！ (2月10日 0時) (レス) id: a2012ddb44 (このIDを非表示/違反報告)
SESERI - るんさん» コメントありがとうございます！！好きと言っていただき光栄です！！これからも読んでくださると嬉しいです！更新遅れてしまいすみませんでした！ (2月10日 0時) (レス) id: a2012ddb44 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - ヤンデレ好きすぎる…😭続き楽しみにしてます…！ (1月29日 19時) (レス) id: 176077d2f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SESERI | 作成日時：2023年9月19日 18時
