蝶。1 ページ2
広い庭
そこに植えてある大きな木に凭れて
木陰で虫の本を読む
御園さんは学校に行っているし
サブクラスの子達は外に出られない
リリイは家の事情で私に構っていられない
だから1人でいつも本を読む
でも、いつかはこの隣にリリイもいて欲しい
「あ、そんなとこにいたんスか」
『…あ、洞堂さん』
話しかけて来たのは洞堂さん
御園さんの専属運転手で運転技術の凄い人
洞堂「アホ毛が帰ってきたんで、勉強教えてやって欲しいんスけど」
『え、私が？家庭教師は…』
「実は風邪を引いてしまい来れないと言われまして」
『…‼ど、どこ』
耳元でリリイの声
周りを見渡してもいない
もう飛んでいったというのもあるけど
そんなに早く消えるなんて
吸血鬼ならありえるけど
洞堂「頭、頭」
洞堂さんが自分の頭に指差す
私はソッと頭に手を伸ばし何かを捕えた
リリ「見つかってしまいましたね〜」
『…はぁ、御園さんのとこに行こうか』
・
御園「ふむ、教え方が上手いものだな」
『…まぁ、一応教師希望でしたし』
御園「なぜ止めたのだ？これなら充分なれると思うが…」
『…リリイがきっかけで』
そう言うとリリイは笑った
腹を抱えて笑っていた
リリ「本当に私が理由で辞めたんですね」
『…だからそう言ってるでしょ』
私が辞めた理由
リリイを好きになったから
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凛音(プロフ) - 遅いかもですが椿に一票でお願いします！ (2016年11月23日 18時) (携帯から) (
レス) id: 6d5b23e5cb (このIDを非表示/違反報告)
ごまどうふ。(プロフ) - 最初の説明文のところ、人肌じゃなくて一肌だと思います (2016年11月6日 22時) (レス) id: 35d71955d4 (このIDを非表示/違反報告)
色乃(プロフ) - ロウレスです！とても楽しく読ませていただいてます。これからも頑張ってください！ (2016年10月20日 0時) (レス) id: 8e967b7542 (このIDを非表示/違反報告)
氷花(プロフ) - ロウレスかな！頑張ってください (2016年10月19日 23時) (レス) id: 6fe64dfb73 (このIDを非表示/違反報告)
涙羽(プロフ) - ロウレスに一票です！耳介も楽しみにしています、頑張ってください！！ (2016年10月14日 20時) (レス) id: 29f130d5dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛夢瑠 | 作成日時：2016年8月26日 7時
