しーぃ… ページ6
今日も人混みの中、人を探していると…前方に可愛い女の子を発見。
その女の子を目で追っていると、なんだかチャラそうなお兄さん方にからまれてるじゃあありませんかっ！
よし、これは女の子をお茶に誘えるチャンス←
俺はナンパの現場(←)である場所へ行き一声。
青鋭「お兄さん達ー？こーんなところで何してんの？(ﾆｺﾆｺ」
笑みを貼り付ける。
「あぁ！？何だテメェ。餓鬼はどっか行って「君可愛いよね。彼氏とかいるの？もし良かったら今から俺とお茶しない？」遮んじゃねぇっ！！」←
あり？遮ったことがそんなに頭にきたのか、殴りかかってくる男。
青鋭「最近のお兄さんは短期だなぁ」
かわして、ついでに女の子の手をとり、人混みの方へ。
さっきの奴の舌打ちが聞こえたので、ウザ顔をお返し★←
少し離れたところで女の子と向かい合う。
「ありがとうございました(ﾍﾟｺ」
そう言って俺に頭を下げる女の子。
青鋭「あ…いやいや良いよ全然。悪かったね、いきなりあんなこと言って」
「あ、ありがとうございます」
またまた俺に礼を言って、うつむく女の子。何だかさっきから様子が変だ…。
青鋭「…大丈夫？さっきから様子が変だけど…」
「大丈夫…だけど、貴方は…」
青鋭「？俺？俺は…大丈夫だけど…」
「…大丈夫じゃない…、だってお腹…減ってる」
青鋭「っ！！」
この子…もしかして…！
ずずっ！
次の瞬間、女の子にとりつく様に何かが女の子の後ろから出てくる。
青鋭「灰塵っ…！」
「お腹……減ってる…。たべ…ないの…？それとも」
女の子の手を首に持っていく灰塵。
青鋭「いや殺さなくていい！！それに腹も減ってねぇよ！！」
いつの間にか、わらわらと集まってくる灰塵にとりつかれた人間たち。
やべ埋もれっ…
バシユッ
誰かが灰塵を祓ってくれたのか消えていく灰塵…って、祓うことができたってことは誰かの主人かっ！？
真昼「お前…大丈夫か？埋もれてたけど…」
どうも真祖の主人とは思えない程、平々凡々な高校生くらいの少年。
すぐに周りに真祖がいないか確認。
が、周りには誰もいない…
とりあえず礼でも言っとくか…
青鋭「あー…、ありがとな！埋もれてるとこ助けてもらって」
真昼「全然いいって。お前、下位だよな？誰の…」
あー
青鋭「ま、それはそのときで…」
真昼「？」
青鋭「んじゃあな！！」
真昼「あ、名前…聞いてない」
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作者名：966 kuromu | 作成日時：2016年8月7日 14時
