【スタミュ】月皇姉は転生者らしい

11話 ページ14

AM 11:28




貴「さーて、綾薙行きますか。」





そう言って推しキャラに会いたいがために、綾薙ヘ向かうことになった。





______________綾薙学園





柊「お久しぶりです。Aさん」


貴「久しぶり、翼くん」



推しの1人に会えて嬉しそうなA


柊も嬉しそうである


実は、この2人何度か会っており顔見知りである


もちろん、遥斗経由でだが



柊「また、遊びに来たんですか？」



少し呆れたような視線を送る柊だが、Aは全く気にしていない



貴「今日は、暇なんだよ。特に用事もないしね、だからこうやって可愛い後輩いじりに来たの。」




あと弟も、と付け足して楽しそうに笑うAには、少し心配も含まれていた。



貴「(今日は確か海斗と卯川が喧嘩するんだっけ…)」




柊に海斗の教室まで案内されながらそんなことを考えていると、柊が珍しく声をかけて来た。




柊「そう言えばAさん、新曲出されるんですね。」



貴「んー、まだちゃんと決まってはないけどね。」



誰情報だよ と思ったがおそらく遥斗だろうと結論づけて柊の言葉を訂正する。



貴「なんかねぇ、歌詞が気に入らないんだよ。だからずーっと考えてるんだけど、なかなか……」



柊「Aさんでもそんなことがあるんですね。」



表情には出さないものの少し驚きが含まれていた。




そうなんだよね〜、と呟いてお昼休みで外に出て来た生徒からの視線を感じながらを歩いていると、廊下で寝ている2人の少年がいた。




貴「(おぉ〜 星谷くんだ。)」



主人公との初対面である。

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