◆Brother ページ39
◆side:Doctor(surface)
お兄ちゃん。
お兄ちゃん。
お兄ちゃん。
お兄ちゃんだ。
「お兄ちゃんっ!」
涙が止まらない。
やっと会えた。
嬉しいんだ。
ほんとに。
大好き。
「良かったね、ドクター・・・だっけ?」
「っ?!」
お兄ちゃんに夢中で気付かなかった。
気付いたらボクは、たくさんの男達に囲まれていた。
「・・・・・・だれ。敵?」
ボクと、お兄ちゃんを狙ってるの?
絶対に、お兄ちゃんは守る。
ボクの命の全てを賭けて。
お兄ちゃんは、必ずボクが。
「─────────っ!」
ウエストポーチから取り出したメスを、目の前の男に向かって投げつける。
「っ?!」
だけどそれは、目の前に降り立った陰に阻まれる。
「ファルコン、大丈夫?」
それは、ふた振りの刀を携えた小柄な男。
ボクと対峙し、ボクを睨み付けている。
「ファルコンに刃を向けたこと、後悔させてやるよ」
「はっ。それはこっちのセリフだよ」
殺 してやる。
ころしてやる。
コロシテヤル。
お兄ちゃんを狙う奴は、誰だって・・・
「コマちゃんストップ。ゆーりくんも」
突然、ウエストポーチに伸ばした手を掴まれる。
その手の主は、狙われてるハズのお兄ちゃんだった。
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