【HSJ】殺せんせーションズ -外せないLock- ５ (ページ1)

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※ひー。様リクエスト。
ふたつもらったうちのひとつめ。

お待たせしてしまって申し訳ないです！

◆side:Rapid Fire

「────────っ！！」

悲鳴を上げた、と思う。

もう、何千回と見てきた夢。
初めて人を殺した、あの日の。

「・・・・・・・・・、」

溜め息が出るのは、仕方ない事だと思う。
それくらい、おれはあの悪夢に取り憑かれている。

(・・・解放、されるのかな)

いつか。
何の夢も見ない、深い眠りについてみたい。

そう思って、何度裏切られてきたか・・・

「・・・外、行ってこよ」

やっぱりこういう日は、外を歩くに限る。
最近はちょっと寒くなってきたけど、寒くなればなるほど、星が綺麗に見えるから。

(今は・・・１時、ちょっと過ぎくらいかな)

あんまり遅いと、今度は早起き組と出くわしてしまう。
心配かけるのもあれだし、あんまり長くは出掛けられないか。

「変わらないね、ほんと」

施設を出ても。
家族と過ごしても。

記憶の根本は、変わってくれない。

『お前はな、オレ達の────』

『アンタはね、アタシらの────』

アイツらの声が、脳内で何度も再生される。
幻聴だ、気のせいだ。
そう言い聞かせても、それはリフレインされる。

「・・・・・・クソっ、」

・・・・・・ウルサイ。