・・266・・ ページ16
・
目で追うと、雅紀はお風呂の掃除に行ってしまった。
水なんか身体が冷えて、熱が上がるじゃないか。
櫻井は雅紀の後を追った。
二宮はみんな連れて行きましょうかと言ってくれる。
櫻井は了承し、携帯を切った。
「雅紀、身体が冷えるからお風呂掃除は翔ちゃんがするね」
「じゃぁ、まさきはトイレする〜」
「大人しくしてなさい」
「くしゅん・・・ゴホっ」
「ほらほら、酷くなってるじゃん」
「う〜〜〜〜〜」
手早く風呂とトイレの掃除をして、雅紀を布団の中へ寝かせた。
そこへ、二宮達がやって来た。
喜んで、起き上がった雅紀。
慌てて櫻井は布団の中へ戻す。
「雅紀、お熱あるんでしょ?」
「かずなり!まさき元気だもん」
「これからもっと熱が出るぞ?」
「じゅん!ゴホゴホ」
「大人しく寝ない子は誰だぁ?」
「さとし!まさき大丈夫なの」
櫻井が体温計を持って来た。
「雅紀、計ってごらん?」
「しょーちゃん、まさき元気」
「ほらほら計る」
表示された体温は37.8度。
もう、大人しく寝ててもらうしかない。
雅紀の身体が小さく震えている。
「雅紀、寒い?」
「う、うん」
「翔ちゃんのお布団もかけてあげるね」
「雅紀、今からお熱出るよ」
「やぁ〜ゴホッ」
「翔くん、診療所には連れて行かんのか?」
「注射が怖いからねぇ〜」
「翔さん、薬はあるの?」
「前に俺が風邪引いた時にもらったやつがまだある」
「それ、使えるんですか?」
「大丈夫だろう」
・
634人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SEN(プロフ) - めいさん» こんにちは。久しぶりに会いたくて。ただ次は5人の様子を書きたいと思います。雅紀の島は平和だと思います。可愛い雅紀に辛い思いはさせられません。読んでいただきありがとうございました。 (2021年6月3日 17時) (レス) id: 66e7fdf5ce (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - SENさんこんばんは!なんとなくツクを開いたらSENさんが更新されていて嬉しくて一気に読んでしまいました。また雅紀くんに会うことができて本当に嬉しいです。雅紀くんのいる南の島は平和かな?平和だといいな。雅紀くんにはソーシャルディスタンスは無理ですもんね笑 (2021年6月3日 0時) (レス) id: b0a188705c (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 碧さん» こんばんは、久しぶりに雅紀に会いたくて。注射で泣く雅紀も可愛いと思うのですが、可哀想で書けません。また、会いに来てください。 (2019年11月18日 20時) (レス) id: 81a5a7e5b5 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - めいさん» こんばんは、返信が遅くなりました。すみません。嵐さんのSNSに付いて行けず右往左往しております。久しぶりの雅紀、注射なんか見たら泣いちゃいます。こちらは寒くなってきましたが雅紀の島は暖かいだろうなぁ。作者も行ってみたいです。 (2019年11月18日 20時) (レス) id: 81a5a7e5b5 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - こんばんは。かわいい雅紀にまた会えて嬉しかったです。モヤモヤした気分が晴れました。ありがとうございました。 (2019年11月18日 18時) (レス) id: daa3d4ae15 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:SEN | 作成日時:2018年4月30日 20時