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缶詰も雅紀に開けさせ、崩れてしまって大笑いだったが、ゆで卵も雅紀が切った。
テーブルを拭いて、出来上がった料理を運び。
いつもは絵本を読んで、櫻井が声をかけるまでただ待ってるだけだった雅紀。
櫻井と一緒の事が出来るのが嬉しくて仕方がないという顔をしている。
「美味しい？ 美味しい？」
「うん、雅紀は上手だなぁ」
「んふふっ」
「あれ？ ここ繋がってるよ？」
「それ、まさきじゃないもーん」
「えぇ〜翔ちゃん？」
「そうだよぅ」
「キュウリって誰が切ったっけ？」
「ん？まさき？」
「そうだよ、翔ちゃんじゃないよ？(笑)」
「ぶ〜〜〜」
「でも、初めてにしては上手に出来てるよ？」
「ほんと？ ほんと？」
「うん、とっても美味しい」
「明日も！」
「うん、雅紀に作ってもらおうかな」
「作るぅ〜〜〜！」
笑いながらの楽しい晩ご飯。
後片付けも楽しい。
雅紀は自分のエプロンを何度も眺めている。
これからは毎週、楽しい食事になりそうだと思う櫻井だった。
料理をさせる事が正解かは判らない。
それで自分の中の不安が消えるかは判らない。
ただ、何もせずにこのまま今まで通りの毎日を過ごしても解消されない気がする。
雅紀に楽しい事、新しい記憶をどんどん増やしたい。
焦っているわけではない。
ただ、この小さな世界にいる雅紀にもっと色んな事を覚えさせてやりたいと思った。
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SEN(プロフ) - 碧さん» こんばんは。あの目玉のやつですね(笑)雅紀の料理の腕も上がるでしょうか？ 楽しみですね、期待しててくださいね。 (2014年9月1日 19時) (
レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - アリスさん» こんばんは。楽しみにしていただいて嬉しいです。終わりたくなくて悪あがきしてますが、書いては消しの繰り返しです(笑) このエピソードは入れちゃいかんだろうと自問自答の毎日ですわ・・。へんてこりんにならないよう温かくなれるよう頑張ります。 (2014年9月1日 19時) (レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - こんにちは。翔くんのひきつった顔が浮かんできました(^^)雅紀の料理をいつか、むーちゃんとさーちゃんにご馳走する日が来ると良いですね。 (2014年9月1日 11時) (レス) id: ce57227e9b (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - こんにちは。いつもいつも更新を楽しみに読み進めている反面、お話が終わりに近づいていくことが悲しい毎日でもあります。ですが、本当にいつもいつも、気持ちがふわっと、時にぐーっと、温かく、そして締め付けられ、そんな時間を頂いています・・☆ (2014年9月1日 10時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 碧さん» お早うございます。頑張ってもらわないといけませんね。でも、彼らならきっと大丈夫と信じてます！ (2014年8月29日 9時) (レス) id: d00166a755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEN
| 作成日時：2014年8月20日 10時
