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お仕事4つ、賃金上昇 ページ4

東京の街は夜でも賑やかだ。華やかな街並みはさすが日本の中心としか言いようがない。そんな中Aは洒落ている店にも騒ぐ人々に目もくれず目標の相手がいる場所まで歩く。

そんなAの目的を邪魔するかのようにある男が視界に入った。

冷静で落ち着きを保っていた彼女がその男を前にして様子が一変する。
男も同様彼女と目を合わせた瞬間顔を歪ませ明らかな嫌悪感を漂わせた。

『元気?いや、聞くまでもないかもうすでに頭イかれてるし。精神病院と整形科行ってる?今のその顔、ホラ。パーツあってないじゃん』

「一回死ね。俺よりもお前の方が病院通ったほうが良いと思うけど?鏡は俺じゃなくてお前、自分の顔を映してみろよ。ホラ、現実みろって」

『あ?テメェ殺ってやっかんな。後のことは任せて逝けよ』

そう言うと御国の所有物、嫉妬の真祖ジェジェに耳打ちをした。ジェジェは御国に己の銃を向ける。

「これで殺せると思ってんのか」とAを蔑む御国を裏目に取り、Aは彼自身ではなくあれが片時も離さない人形に手をつけた。

『馬鹿だね、有栖院家に手は出せないに決まってんじゃん。吊戯さんの為にも。でも、お前の大切な大切なアベルちゃんなら良いかなって』

「お前、アベルに手出したらわかってんだろうな、さっさと逝けよ」


御国が言い放つとジェジェは銃口を変え正確に急所を狙ってきた。まだ復帰して一日も経っていないAが素早く回避できるはずもなく、狙われた心臓の上方面の肩に弾が撃ち込まれた。

それを想定していなかったのか二人は小さく驚く。御国なら知っているだろうと思って吹っかけた喧嘩の為Aも少し驚き同時に小さく声を出した。

『…最悪。やっぱお前嫌いだわ。自分の命絶って償えよ』

「俺もお前のことなんか嫌いだねー。自業自得だ、現実みろって」

『あ?現実見てるわ、お前の目は節穴か?笑えるわー』

御国はAを頭から足のつま先まで見つめた。そうして貼り付けの微笑みで言ったのだ。今、彼女が一番聞きたくない真実を。


人が通らない、明るいが狭い道に三人。大通りの方から笑い声が聞こえる。その声が耳元でこだまするように、耳鳴りがなるように、聞こえた。

黙れ、黙れ。黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ_!

Aは耳を塞ぎたくなるくらいの声量で怒鳴り散らすように叫ぶ。
その叫びは一体誰に向けて言っているのか。

『ホント、ウザいな』

Aの顔には怒りと悲しみが。御国は笑みがあった。

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- すみません!私も誤字ってました!(>人<;) (2017年6月13日 18時) (レス) id: c2fac8b8e1 (このIDを非表示/違反報告)
真弓 - 誤字がありましたよ、髪が紙になってます。 (2017年6月13日 11時) (レス) id: c2fac8b8e1 (このIDを非表示/違反報告)
真弓 - 初めまして!面白かったです!便新頑張ってください! (2017年6月13日 9時) (レス) id: c2fac8b8e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マオ x他1人 | 作成日時:2017年4月16日 8時

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