【黒バス】頂点に立つ藍色の皇帝

7score ページ8

チーム決めで黒子となったAは心の中で溜息を吐く
黒子にはほんの少しだけプレイを見せてしまった為、下手に出来ないアピールは無駄









だが、次の先生の言葉でAは救われた









「じゃあ、二つの体育館に別れるぞー。偶数の班はここの体育館、奇数の班は向こうな、よし移動しろー！」









赤司達は全員偶数の班だった









(…俺は7班…)


Aの班は奇数の為、運良く向こうの体育館だった
黒子はその時青峰達と話していた為、外で待ってる事にした









「んだよテツ〜、お前向こうかよ！」









「そうですね。暇だったら後で見に来てください。…面白いものが見れるかもしれません」









その言葉に赤司はへぇ、と目を細めた
黒子の言葉に赤司達は見に行く事にした









もちろん、Aはそんな事は知らない

そして、黒子と合流し、体育館へ入った
どうやら後らへんに試合があるそうなのでAの班は舞台の上で座っていた









「藍咲君、寝るんですか？蹴り起こしますよ」









『…おめェ、時々えげつねェ事口にすんな……』









「つ、次は7班対８班だから準備して…！」









審判をしていた生徒がビクビクしながらAに声をかけた









『…あ”？』









「ﾋｯ……！」








「藍咲君びびってるからやめてあげてください」









未だビクビクしている審判の横を通り抜け、黒子とAはコートに入った









丁度、試合を終えた赤司達が見に来ていたが、Aは全く気付いていない









『……テツ、パスを他の奴らに回せ』









「回しますけど君にも勿論、だすのできちんと入れてくださいね」









Aは溜息を吐いて適当に返事をする









『…………仕方ねェ、少しやるか』









Aの呟きは笛の音でかき消された









ﾋﾟｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ!!!!









試合を始めます！！！

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