ヒョンの不安〜チャンミンside〜 ページ32
本当は、釜をかけてみたんだ。
さっき見た光景を確かめたかったから。
ただ、少し前にキュヒョナからAに付き合っている人が出来たらしい話しは聞かされていた……。
それがヒョンだったなんて、ちょっとだけショックだった。
ただ、ずっといろんな問題を1人で背負って来たヒョンが、この所 穏やかな顔をしているのも、前より僕を頼りにしてくれる様になった事も、嬉しかった。
ユノ『チャンミナ ごめんな。僕はAとキュヒョンが付き合ってる頃から、ずっと彼女が好きだった。今でも 彼女の心のどこかには、キュヒョンへの想いが残ってると思ってる。』
チャンミン『でも、Aはヒョンの想いに答えたんでしょ?だったら自信持たないと……』
ヒョンが寂しげに微笑んだ。
ユノ『忘れてなくても良いって言ったのは僕だけど、たまに不安になる時があるんだ。キュヒョンの所に戻ってしまうんじゃないかって…』
キュヒョナから聞いていた。二人で会って話し合った事。
いつか、時間がかかっても友達としてやり直したいと言った事。
チャンミン『ヒョン。大丈夫ですよ。Aは凄く綺麗になってます。それって、ヒョンから愛されてるからじゃないですか!』
ユノ『僕は狡いのかもしれないよ。キュヒョンと上手くいかなくなった彼女を慰めて、支えたいと思いながら、弱った彼女の心につけ込んだのかも。』
気まずくなりたくないから、箸を休めずに話し続ける。
チャンミン『そうかもしれませんね。でも、それって、ヒョンにとってのチャンスだったんですよ。そんな事気にしてたら彼女なんて、僕達はできませんよ。良かったんですよ。これで。』
だって、一時期のAの様子は見ていられなかった。済州島で会った時の窶れた姿。精神的にも肉体的にも弱った彼女。
僕の親友のせいで追い詰められた彼女を、ヒョンが救ったのなら、僕はずっと見守って行くしかない。
ユノ『チャンミナありがとう。幸せにする。』
静かに微笑むヒョンを見てたら、僕も笑みがこぼれた。
チャンミン『一つ忠告しておきます。Aの事、結構狙ってる奴等は沢山いますからね。ヒョン、気は抜けないですよ!』(笑)
ユノ『えっ?そうなのか?』
ちょっと意地悪しただけなのに、顔がひきつってるヒョン(笑)
チャンミン『ちゃんと捕まえててあげて下さい』(笑)
戻って来た彼女は、不思議そうに笑い合う僕達を見ていた 。
二人が幸せになって欲しいと、心の中で願っていた。
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そらぞう(プロフ) - はい!楽しみに待ってます! (2014年5月15日 20時) (レス) id: f7e9c2c335 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - そらぞうさん» コメントありがとうございます。あとは、afterstoryの方でそれぞれのお話を書けたらと思ってます。キュヒョンとの絡みもあるかも?しれないですよ。 (2014年5月15日 18時) (レス) id: b16b47566a (このIDを非表示/違反報告)
そらぞう(プロフ) - ホントのラストですか…?お疲れ様でした~。私としてはきゅひょんさんとのラストを期待していましたが、こういう落ち着き方何ですね。長く追い掛けてきて何度も涙しました。ありがとうございました!! (2014年5月15日 16時) (レス) id: 62b339f5e3 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます。只今、ラストを下書きしています。何度も書き直してまして、まだアップできません。お待ち下さいませ。 (2014年5月15日 14時) (レス) id: 35097dfc61 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ここに来ての初コメです・・・とうとう終わりが来てしまいますね ライブの前日のようなドキドキを味わっています。とっても楽しませてもらいました ありがとうございます!! (2014年5月15日 14時) (レス) id: 01b01bc73b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:慧 | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/kei3339/
作成日時:2013年12月15日 18時