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幸せな時間 ページ33

私が韓国に居れる時間もあと半月たらず。

ユノは、離れてしまうのを惜しむ様に、時間が合えば私の部屋にいた。

荷造りといっても、日本へ持って帰るのは洋服や化粧品類しかないから、それらは段ボールに入れて送る事にしている。


キュヒョンとあの日会った事は、話してはいない。隠しているのではなく、言わなくても良いこともあると言う私の持論。ありのままを話して、ユノの気分を害してしまうなら黙っていた方が良いとゆう私の考え。

そんな2月の恒例行事のバレンタインデー。

ヨンスさんが完全復帰して引き継ぎを始める前のお休み。

日本活動を始める前のユノも今日はお休みらしい。昼間から一緒にいられるなんて事は本当に珍しい。
私は、朝からお菓子を作っていた。
チョコレートじゃなく、ウェイトコントロールをしている彼に、甘さを控えたチーズケーキを焼いている。

それと、ユノが大好きなイチゴを使ったタルト。

ちょうどオーブンにケーキ生地を入れた時、インターホンが鳴る。

部屋に漂う甘い香り。

ユノ『いい匂い。何作ってるの?』

A『ふふ。後でのお楽しみ!』

キッチンで片付けをしている私の腰に腕を回し、肩に顎を乗せているユノ。

A『来て早々どうしたの?(笑)動きづらいよ』

ユノ『だって、昼間から一緒って久しぶりだから…。それに…』

〔それに…、もう少ししたらこんな事も暫く出来なくなるから〕と言いたいんだろう。


私より大きな体で甘えて来る彼を、不覚にもかわいいと思ってしまう。

A『飲み物持ってくから座ってて。』

小さい子供に言い聞かせる様に、頭を撫でるとちょっと不服そうに頬を膨らませた彼。

それを見た私の笑いは止まらない。

タルトとコーヒーを持ってリビングに行くと、ちょうど私の出ているCMがテレビから流れる。

それを食い入るように見ているユノ。

ユノ『僕、このモデルさん好き……』

A『ぶっ!』

私は飲みかけのコーヒーを吹き出した。

A『ねぇ、どうしちゃったの?(笑)今日のユノ変だよ』(笑)

テレビに釘付けの彼は、目の前のイチゴタルトにも気付いていない。

私は、それを一つ摘まんでユノの口に押し込んだ。

ユノ『!!!!!!!!!!!』

笑い転げる私。目を丸くして驚く彼。

ユノ『……美味しい………。』

幸せそうな笑顔を向けてくれる。

A『良かった。』

ユノ『これ、Aが作ってくれたの?』

頷いた私の頭を、今度はユノが撫でてくれた。

ねぇ……〜ユノside〜→←ヒョンの不安〜チャンミンside〜



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そらぞう(プロフ) - はい!楽しみに待ってます! (2014年5月15日 20時) (レス) id: f7e9c2c335 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - そらぞうさん» コメントありがとうございます。あとは、afterstoryの方でそれぞれのお話を書けたらと思ってます。キュヒョンとの絡みもあるかも?しれないですよ。 (2014年5月15日 18時) (レス) id: b16b47566a (このIDを非表示/違反報告)
そらぞう(プロフ) - ホントのラストですか…?お疲れ様でした~。私としてはきゅひょんさんとのラストを期待していましたが、こういう落ち着き方何ですね。長く追い掛けてきて何度も涙しました。ありがとうございました!! (2014年5月15日 16時) (レス) id: 62b339f5e3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます。只今、ラストを下書きしています。何度も書き直してまして、まだアップできません。お待ち下さいませ。 (2014年5月15日 14時) (レス) id: 35097dfc61 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ここに来ての初コメです・・・とうとう終わりが来てしまいますね ライブの前日のようなドキドキを味わっています。とっても楽しませてもらいました ありがとうございます!! (2014年5月15日 14時) (レス) id: 01b01bc73b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/kei3339/  
作成日時:2013年12月15日 18時

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