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激しさの中で… ページ17

ユノは私をベッドに下ろすと、サイドテーブルの灯りを薄く点けた。

いつもは灯りを消した中でしていた行為。

初めて抱かれる訳じゃないのに とてつもなく恥ずかしさを感じる。

私に跨がり髪を撫でる彼の手を止めた。

A『ユノ…灯り消して……』

ユノ『……このまま…』

そう言いながら私に深いキスを落とす。

キスをしながら彼の手は私の体をまさぐる。

器用に部屋着を脱がせ 私の一番弱い部分を攻め立てる。

A『あ…や……』

ユノ『…A、綺麗だよ。世界中の誰より綺麗だよ。』

A『ユ……ノ…あぁ……。もう……無…理』

私の反応を楽しむかの様に、ユノはその綺麗な手で私の中を掻き回す。

交わらないまま果てた私を他所に 彼は背中を向けシャツを脱ぎ始めた。

鍛え上げられた上半身。ギリシャ彫刻のように割れた腹筋。


私は、彼の身体に見とれてしまった。

ほの暗い灯りのせいなのか、もうすぐ離れてしまう刹那なのか いつもより大胆になっている自分に気付く。

ユノの胸に体を預け その首筋にキスをする。

そして、その鎖骨の辺りに赤い印を付けた。

一瞬だけ歪んだ顔。でもその後、私を組み敷きまた愛撫を始める。

ユノ『A、もっと声聞かせて…。もっと乱れて…』

いつもより激しい愛撫に 私は我慢できずに彼を求めた。


彼の唇が私の体を這うたびに小さな痛みが走る

ほの暗い灯りの中ユノはとても悲しげな顔で私を抱く。

ユノ『A…、愛してる…愛してるよ…』

まるで呪文のように囁き続ける彼。

何度も飛びそうになる意識を 必死で堪えながら彼の全てを受け止める。

お互いが上になり下になり 激しい交わりは明け方まで続いた。

ユノは、その心に抱えていた悲しみや寂しさ、怒りや絶望、そして弱さ全てを私の中に放出し 穏やかな顔で眠りに着いた。


私は、その柔らかい髪を撫でながら 初めて〔愛おしい〕と言う感情に気付いた。

まだ、これから訪れる大きな災難を この時は知るよしもなく眠りに落ちていく。

我が儘〜ユノside〜→←彼への告白



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設定タグ:SuperJunior , キュヒョン , ユノ   
作品ジャンル:その他
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そらぞう(プロフ) - はい!楽しみに待ってます! (2014年5月15日 20時) (レス) id: f7e9c2c335 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - そらぞうさん» コメントありがとうございます。あとは、afterstoryの方でそれぞれのお話を書けたらと思ってます。キュヒョンとの絡みもあるかも?しれないですよ。 (2014年5月15日 18時) (レス) id: b16b47566a (このIDを非表示/違反報告)
そらぞう(プロフ) - ホントのラストですか…?お疲れ様でした~。私としてはきゅひょんさんとのラストを期待していましたが、こういう落ち着き方何ですね。長く追い掛けてきて何度も涙しました。ありがとうございました!! (2014年5月15日 16時) (レス) id: 62b339f5e3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます。只今、ラストを下書きしています。何度も書き直してまして、まだアップできません。お待ち下さいませ。 (2014年5月15日 14時) (レス) id: 35097dfc61 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ここに来ての初コメです・・・とうとう終わりが来てしまいますね ライブの前日のようなドキドキを味わっています。とっても楽しませてもらいました ありがとうございます!! (2014年5月15日 14時) (レス) id: 01b01bc73b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/kei3339/  
作成日時:2013年12月15日 18時

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