Act.15-8 ページ37
それからルーツに戻りジルは戻っていた。
ジル「わかったぞ」
A「…見せて？」
報告書を見た。
A「なっ！」
キラ「どうしたの？」
A「カイ兄を暗殺したのは…ロゴス…」
キラ「ロゴス？」
A「ブルーコスモスの核の組織だよ」
キラ「え…」
それからキラはAとルカにコーヒーを渡した。
A「…ありがとう」
キラ「…さっきアスランに言ってたこと、本当？」
A「…え？」
キラ「【綺麗な言葉の裏に何が秘められているのか】って…」
A「…野望までは解らない。だけど、自分の野望を成すまでの人材がもし、不要になったら…始末するタイプの人だと思う」
キラ「…始末？」
A「…殺すってこと」
キラ「…え！」
A「恐らく、彼はこの世界の実権を握りたいんだと思う。だから、言葉巧みに操り自分の野望の為に必要な人材を集め…て…
…！！…そうか、そうゆうことか…！」
ルカ「…どうしたの？」
A「…ラクスが狙われた理由、わかったよ」
キラ「…どうゆうこと？」
A「みんなを呼んできて。みんなに話すから」
ルカ「わかったわ」
キラ達は会議室に向かった。
トムとモニターにはリックがいた。
Aはみんなが集まったのを確認してから、話を始めた。
A「ラクスが狙われた理由、わかりました」
マリュー「え？」
A「犯人は、やっぱりデュランダル議長です」
バルト「…理由は？」
A「彼は、自分の野望の為にこの世界全ての実権が欲しい」
トム「世界全ての実権？」
A「地球・プラント全て」
リック「何がしたいんだ？」
A「そこまでは、まだわからない。その野望を知っているのは、信頼している人にしか教えていないと思う。だから情報が漏れることはない」
トム「どうして、そう言い切れるんだ？」
A「野望を事前に漏れることは、誰だって恐ることでしょ？だから、同じ思いを持った人にしか話していない」
バルト「…なるほど。―で、何故ラクスが狙われたんだ？」
A「ここにいるから」
マリュー「…どういう意味？」
A「彼は自分の野望を成す為に、言葉巧みに操り、優秀な人材を集めて、この世界の実権を握りたいから。その優秀な人材が、ラクスとアスラン」
皆「！？」
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作者名：瑠華 | 作成日時：2022年2月12日 18時
