新マネ、祝入部 4 ページ13
「…おいどあほう」
着替え終わって、玄関へ向かう道のりで、隣を歩いていたはずの楓が、そう声を出して振り向く。
私も後ろを見ようとした。
…が、その前にポニーテールをむんずと掴まれた。
「Aじゃねえか、なんでこんなとこいんだ?」
私は若干うんざりして、目の前の赤髪に返事をした。
『花道、あんた本当にバスケ部入ったのね…。
先輩とかに迷惑掛けてないでしょーね』
「ぬ、お前に心配されるなんて末期だな」
『うるさいなぁ、桜木花道、数学3点』
そう言い返すと、私はハッとした。
楓の言うどあほうって、私の言うアホと同一人物なのか!!
これは面白い、と睨み合う二人を見て苦笑した。
すると、ちょうどそこに通り掛かったアヤコさんが慌てて割り込んできた。
「あなた達、知り合い??」
「知り合いも何も、Aは幼馴染っすよ、アヤコさん」
『幼稚園はいじめられましたよ』
「はぁ?俺をプリキュアブルーにすんのがいけねぇだろ」
「どあほうはプリキュアブルーなのか」
『こら変なこと覚えないの』
私は、仲の悪そうな幼馴染み二人を見て苦笑した。
…んー、仲良くなれば、凄いプレーができる気がするんだけどなぁ。
そう思って、いつか2人が仲良くプレーする日を描いた。
楓に、なにぼさっとしてんだ、と言われる。
なんでもなーいと返して、楓の手を引っ張りながら、アヤコさんと花道に手を振って玄関へ向かった。
……その様子を、見ていた赤木晴子ちゃんに、付き合っていると勘違いされたことを知らずに。
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シルビア★姉貴 - 雅城さん» またの機会に…☺️☺️😙😙 (4月2日 21時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - 雅城さん» 分かりました。🙆🙆🆗大丈夫ですよ!!!!😃😃 (4月2日 21時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
雅城(プロフ) - ななさん» ありがとうございます!他作品に注ぎ込んでしまいがちなので、ゆっくりでも今作をちゃんと更新していこうと思います…笑笑 強くて面白い夢主を書けるように頑張ります!笑笑 これからもご愛読お願いいたします!🙇🏻♀️ (4月2日 21時) (レス) id: 1bd3bd8c14 (このIDを非表示/違反報告)
雅城(プロフ) - シルビア★姉貴さん» シルビア★姉貴さま、大変申し訳ありません…、他作品のリクエストもいただくことが多いため、私自身の余裕がなくなってしまいました、一度承諾したにも関わらず申し訳ありません…! 合作、今回はお断りさせていただきます…!大変申し訳ありません…、 (4月2日 21時) (レス) id: 1bd3bd8c14 (このIDを非表示/違反報告)
りゆき - シルビア★姉貴さん» コメント欄はみんなのものですそうやって設定を相手に連投するんじゃなくて設定を考えてるなら自分で作品作ったらどうですか❓ (4月2日 21時) (レス) id: d926977b48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:浅流 | 作成日時:2023年9月24日 1時