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閉心術は別の部屋でやるらしい。オルロック夫妻は了承しているようで、二階に部屋を用意してある、と言った。そして、だれからやる？と。俺はすぐに立候補して、レオと二階の部屋へ向かった。部屋にはイスとロープ。そこに座るように指示されて、手足を縛られた。そして、習うより慣れろだね、と彼は笑って俺に魔法をかけた。
脳内を得体のしれない何かが這いずり回り、俺ですら忘れていたような記憶まで引っ張り出す。抵抗しなければならない。当然それができたら苦労しない。俺はぐぅっと両手を握りしめて耐える。くそ野郎、見られてたまるか。ふっ、と意識が浮上して目の前にレオが映る。レオは少し驚いた顔をしていた。
「まさか一発で成功しちゃうとは」
どうやら成功したらしい。まあもっと早く心を閉ざす必要はあるけど、とレオは笑った。レオは俺の縄を解いた。そして時間が余ったな、と少し考えて床に座り込んだ。
彼女に閉心術を教えてほしいと言われ、断ることもできなかった。レオはそう言った。まだ学生だからだめだと言える世の中じゃないしね、と自嘲的に笑った。だから、彼は夏季休暇時点での彼女の記憶を見たのだという。さらに、その記憶を誰にも話さないよう、敗れぬ誓いを立てたため、その記憶は俺だけでなくオルロック夫妻にも話せない状況らしい。
閉心術を教えてくれと言う彼女は明らかに生き急いでいて、自分の命をもろともしていない。彼女は身内を巻き込むことに恐怖していて、誰も頼ろうとはしない。ほとんど赤の他人である俺に頼らざるを得ないくらいに。レオはそう語った。
「でも、今日一目見てわかったよ。彼女は変わった」
レオは嬉しそうに笑った。そして、待っててやってくれ、君を信じている、と言う。彼女はまだ何か秘密を隠しているのか。闇払いの彼に、ここまで心配されるほどの。それでも俺は彼女を見捨てはしないし変わらないが。
「まあ、結論何がいいたいかと言うとだね。俺も彼女の秘密を知っているから協力を惜しまないよ、ってことなんだ」
君たちのような未来を生きる若者を守るために働いている、と彼は胸を張って言った。彼女が協力者として彼を選んだのは偶然だろう。偶然パーティで知り合ったから。それでも、彼女の見る目は間違っていなかったようだ。俺はAの分も込めて、彼に最大の感謝を伝えた
＿＿
大学生の友人が彼女に2万のホテル最上階のコース料理をクリスマスにプレゼント。学生ってそんなに財力ありましたっけ。
ラッキーアイテム
マールヴォロ・ゴーントの指輪
今日の呪文学
ルーモス（光よ）
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アネモネ(プロフ) - 白夜ナイさん» コメントありがとうございます、返信遅くなり申し訳ありません。閲覧機器によって違いますが、ご自身のマイページに歯車のアイコンと「設定」の表示があると思います。そちらをご確認お願いします。 (2023年1月6日 11時) (
レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
白夜ナイ - マイページ設定はどこで見ることが出来ますか？ (2023年1月2日 23時) (レス) @page4 id: fe34b0bbcb (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - nonさん» こちらも初心者なので大丈夫です！むしろ初めてのコメントで嬉しかったです、ありがとうございます！つたない文章ですが、楽しんでいただけたら幸いです (2022年12月23日 16時) (レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - コメ返ありがとうございます！設定で非表示になっていたみたいです。占ツク初心者でして知らず申し訳ありませんでした。教えてくださりありがとうございました！熟読させていただきます^^*応援しています！！ (2022年12月21日 15時) (レス) id: 56e0d0af68 (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - nonさん» ご感想ありがとうございます！そう言っていただけてとてもうれしいです。R 18編ですが、見つけることができなければマイページの設定でR 18作品が非表示になっているかもしれません。成人済みでしたら、マイページの設定で確認してみてください。 (2022年12月21日 13時) (レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アネモネ | 作成日時：2022年12月13日 12時
