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「腕時計の居場所がわかるの」
あくまで腕時計の居場所だけどね、と母は笑う。赤色の点は自分の場所、白がそれぞれの場所だ。付随していくつかの機能があるらしい。誰かを指名すればその人の腕時計がどこにあるのかもわかる。さらに腕時計が破壊された場合、破壊された場所で青く点滅する。また集合場所をマークしておくこともできるらしい。さらに、ほかの人が見てもただの腕時計にしか見えないらしいので悪用される心配もないとのことだ。
「気に入ったかな？」
父が聞けば、みんな口々にお礼を言った。父は素晴らしい教育がされているね、と子供もその両親もほめたたえた。プレゼント開封を皮切りにバサバサとフクロウが飛んできて窓をこつん、とつつく。魔法で窓を開けてやると、見知った人たちからのクリスマスカードが大量に送られてきた。特にシリウス宛が多くてみんなで笑った。私宛の中にはアンジーがいてうれしくなった。そして、ピンク色の封筒が目に入る。名前が書かれていなくて首をかしげているとシリウスに取られてしまった。
「…ストーンからだな」
「え、なんで？」
俺が開けよう、と少し警戒したシリウスが封を切る。するとそれは吠えメールだったようでバサバサと音をたてて形を変え、私の目の前でふよふよと浮かんだ。そしてまず口走ったのは黒人差別用語。それを聞いた瞬間にシリウスが手紙を燃やしてしまい、灰となって床に落ちた。いい加減ストーンも運が悪い。まさか私の家にシリウスがいるとも思っていないのだろう。
一瞬にしてシンとなった部屋の中。シリウスが貧乏ゆすりをして布がすれる音が部屋に響いた。私はその足に手を添えて止めた。するとそのまま私の肩に顔を埋めたまま黙ってしまった。
「…A、さっきの子がストーンだね？」
「うん、まあ。何であんなに怒ってたんだろ」
彼女は確かに吸血鬼のことを言いふらしたりと印象最悪ではあるが、今まで一度もあそこまでの敵意を向けられたことは無い。たいてい、正論のようなものをかざして反論できないように追い込んでいくスタイルを取られるのだ。父は何か知っているような顔をして、オリオン様が置いていったプレゼントを呼び寄せて私の膝の上に置いた。箱を開くと手紙が二つにジュエリーボックスが一つ。手紙はオリオン様からとレギュラスからだった。どちらから読もうか悩んで、オリオン様の手紙を開いた。
ラッキーアイテム
マールヴォロ・ゴーントの指輪
今日の呪文学
ルーモス（光よ）
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アネモネ(プロフ) - 白夜ナイさん» コメントありがとうございます、返信遅くなり申し訳ありません。閲覧機器によって違いますが、ご自身のマイページに歯車のアイコンと「設定」の表示があると思います。そちらをご確認お願いします。 (2023年1月6日 11時) (
レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
白夜ナイ - マイページ設定はどこで見ることが出来ますか？ (2023年1月2日 23時) (レス) @page4 id: fe34b0bbcb (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - nonさん» こちらも初心者なので大丈夫です！むしろ初めてのコメントで嬉しかったです、ありがとうございます！つたない文章ですが、楽しんでいただけたら幸いです (2022年12月23日 16時) (レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - コメ返ありがとうございます！設定で非表示になっていたみたいです。占ツク初心者でして知らず申し訳ありませんでした。教えてくださりありがとうございました！熟読させていただきます^^*応援しています！！ (2022年12月21日 15時) (レス) id: 56e0d0af68 (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - nonさん» ご感想ありがとうございます！そう言っていただけてとてもうれしいです。R 18編ですが、見つけることができなければマイページの設定でR 18作品が非表示になっているかもしれません。成人済みでしたら、マイページの設定で確認してみてください。 (2022年12月21日 13時) (レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アネモネ | 作成日時：2022年12月13日 12時
