3 ページ31
ニュート・スキャマンダー著『幻の動物とその生息地』(オブスキュラス・ブックス刊、1927年)より
関連情報
吸血鬼 VAMPIRE
M.O.M分類 ―*21
吸血鬼は、赤い目と真っ白な肌が特徴で、マグル界に紛れて生活している「ヒトたる存在」である。生物(主にマグル)の血を食料としているが、動物の生肉やワインでも代用することができる。吸血鬼は牙から特殊なフェロモンを分泌し、吸血をされると性行為と同等の快楽を生み出すとされている。この特性により、一度吸血された者は快楽を得るために自ら吸血鬼の元へ足を運び、吸血鬼は安定した食料調達することができる。また、彼らは独自の魔法技術を有しており、コウモリやオオカミなど夜行性の生物に自由に変身できる。催眠術、天候操作もできる。彼らは日光を苦手とし、光合成により成長する薬草は触れるだけで皮膚がただれるなどの症状が現れる。
1811年に「ヒトたる存在」として分類された吸血鬼だったが、1880年に魔法界から姿を消した。その要因に魔法省が義務化している忘却術がある。吸血鬼は古くからマグルの領域で生活をしており、魔法界へ参入した後も変わらず、マグルに紛れて生活をしていた。しかし、第27条5項*22に倣って魔法動物管理部が吸血鬼の存在を知ったマグルに忘却術を施したことで、吸血鬼は安定した食料を得ることができなくなり生息数が激減。吸血鬼独自にマグルと良好な関係を築いていた吸血鬼と、その親密な関係性に危機感を持った魔法省で意見が対立し、ついには吸血鬼が魔法界から姿を消すに至った。しかし、現在でも「ヒトたる存在」として分類されている。
現在の魔法界では「吸血鬼は魔法界に恨みを持っている恐ろしい生物」だと認識されている。しかし、実際の彼らはとても協力的で、何度も認識の相違がないか確認してくれた。彼らは魔法界から姿を消したときのことを「魔法界の理解が及んでいなかった。今は彼らの危惧していた最悪の事態を理解している」と述べ、「現状細々と幸せに暮らしているので、お互いのためにも今後関わらないことが最善であると考えている」と語った。
＿＿＿
＊２１ 彼らは「動物」ではないため分類不可
＊２２ 第27条5項 マグルが魔法動物の存在を知り、最悪の事態が起こり、または起こりうる場合には忘却術をかけなければならない。
ラッキーアイテム
マールヴォロ・ゴーントの指輪
今日の呪文学
ルーモス（光よ）
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 172人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アネモネ(プロフ) - お昼ご飯はモンスターさん» ありがとうございます！長い作品ですが、お時間あるときに読んでいただけると嬉しいです！ (2023年1月27日 13時) (
レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
お昼ご飯はモンスター(プロフ) - キメラ想像したらめっちゃ笑いましたwwまだ読んでいる途中ですが続きが気になって黙々と読んでいます。更新お疲れ様です、応援してます！ (2023年1月26日 10時) (レス) id: be756b31db (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - お昼ご飯はモンスターさん» つなぎ目だらけで舌を出すキメラを生み出してしまいました…wご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2023年1月26日 10時) (レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
お昼ご飯はモンスター(プロフ) - フランケン・アインシュタインはおもろすぎるｗアインシュタインとフランケンシュタインは別物ですよ〜 (2023年1月25日 10時) (レス) @page8 id: be756b31db (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - みーやんさん» ご指摘ありがとうございます！見当たる限り修正しました、ご迷惑おかけします。読んで下さりありがとうございました、これからもよろしくお願いします (2022年12月13日 0時) (レス) id: cfb2af5982 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アネモネ | 作成日時：2022年11月26日 20時
