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そんな彼女の協力もあり、僕とピーターは無事学年順位を上げることに成功した。ジェームズとシリウスにも彼女を紹介することができ、僕とピーターは顔を合わせて喜んだ。きっと彼女は２人と仲良くできると思ったのだ。
そうして学年末テストも終わり、Aは頑張ったから、とお菓子を渡してきた。一緒に食べよう、と笑って僕の手を引っ張り、人通りの少ない木の木陰に腰を下ろした。Aが個包装のクッキーを一つ開けて食べ始めたので、僕もチョコレートを口の中に放り込んだ。
「ほかにもリーマスに渡したいものがあるの」
そう言って彼女はローブのポケットから小さなポーチを取り出す。そしてアクシオと唱え杖を一振りすると、小さな小瓶と黒いビニール袋が出てきた。小瓶はまだしも、ビニール袋はポーチに入る大きさではない。
驚いた僕に、彼女は検知不可能拡大魔法かけたんだ、と当然のように言った。３年生が使えるような魔法ではないのでさらに驚いた。Aはそんな僕を無視して小瓶とビニール袋を渡してきた。
「これは抑制剤。袋の中には生肉が入っている」
僕は思わず眉間にしわを寄せてAの顔を注視する。普通の人はそんなもの友人に渡さない。彼女は人狼であることに気が付いているのだろうか。彼女の表情を観察するが、困ったように笑うだけで、何も読み取ることはできなかった。
「リーマスは人狼だよね。いつも満月に居なくなる」
僕は思わず杖を取り出してAに向ける。それを広められると最悪退学になるかもしれない。
記憶を消す呪文は“オブリビエイト”だ、と頭の中でシミュレーションを始める。しかし、Aは杖を取り出すこともせず、やっぱり困ったように笑っていた。
「私ね、吸血鬼なの」
ラッキーアイテム
マールヴォロ・ゴーントの指輪
今日の呪文学
ルーモス（光よ）
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アネモネ(プロフ) - お昼ご飯はモンスターさん» ありがとうございます！長い作品ですが、お時間あるときに読んでいただけると嬉しいです！ (2023年1月27日 13時) (
レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
お昼ご飯はモンスター(プロフ) - キメラ想像したらめっちゃ笑いましたwwまだ読んでいる途中ですが続きが気になって黙々と読んでいます。更新お疲れ様です、応援してます！ (2023年1月26日 10時) (レス) id: be756b31db (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - お昼ご飯はモンスターさん» つなぎ目だらけで舌を出すキメラを生み出してしまいました…wご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2023年1月26日 10時) (レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
お昼ご飯はモンスター(プロフ) - フランケン・アインシュタインはおもろすぎるｗアインシュタインとフランケンシュタインは別物ですよ〜 (2023年1月25日 10時) (レス) @page8 id: be756b31db (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - みーやんさん» ご指摘ありがとうございます！見当たる限り修正しました、ご迷惑おかけします。読んで下さりありがとうございました、これからもよろしくお願いします (2022年12月13日 0時) (レス) id: cfb2af5982 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アネモネ | 作成日時：2022年11月26日 20時
