Their Secrets ページ3
A・オルロックはとても不思議な子だった。当然、容姿が目立つため入学当初から彼女のことは知っていて、最初の印象は、明るい子。
しかし、３年に上がったある日、彼女は静かにピーターと図書室で勉強をしていた。白くて長いまつ毛を伏せて、真剣に課題に取り組む彼女は第一印象とは違った。正直、明るい彼女と比較的暗いピーターが一緒にいることが不思議だったため、僕は２人に声をかけた。
「やあピーター。それに、ミズ・オルロック」
「あ、リーマス」
「お、悪戯仕掛人のリーマス・ルーピン！どうしたの？」
図書室にいるため声は抑えられているが、その満面の笑みと軽めの口調から、やはり当初の印象のように明るい子なのだろう。
それならなおさらなぜピーターと一緒に居るのだろうか。その疑問を察したのか、彼女はピーターと同じく魔法生物飼育学をとっているのだと説明してくれた。その授業後、一緒に出された課題をやるのが二人のルーティンになっているのだという。
しかし、二人が取り組んでいるのは魔法史だった。早々に魔法生物飼育学の課題を終わらせた二人は別の教科も一緒に勉強しているのだそうだ。
正直、僕は魔法史は苦手だったため、二人に参加させてくれと頼んだ。二人は快く了承してくれて、Aを中心にピーターの反対側へと座った。
「実は魔法史が苦手なんだ」
「ビンズ先生の授業眠くなるよね！私のノート全部板書してあるから一緒に見よう」
彼女は意外にも授業をまじめに受けているようで、見せてもらったノートには板書とメモがびっしりと書き込まれていた。イメージに合わず、存外几帳面なようだった。
それにしてはいつもネクタイを緩めてしているし、ボタンも上二つあけられていて鎖骨が見えているが。そのギャップが、さらに興味をそそった。
この日から僕も２人の勉強会に参加し、３人でそれぞれの得意科目を教えあうようになった。
講師だとか言ってリリーやスネイプを連れてきた時は本当に驚かされた。ちゃんとスリザリンであるスネイプに気を遣ってか、その日は図書室ではなく空き教室で勉強だった。
スネイプはAへの口調こそ強いがそれなりに心を許しているようで、魔法薬学の特別勉強会は平和に幕を閉じたのだった。
ラッキーアイテム
マールヴォロ・ゴーントの指輪
今日の呪文学
ルーモス（光よ）
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アネモネ(プロフ) - お昼ご飯はモンスターさん» ありがとうございます！長い作品ですが、お時間あるときに読んでいただけると嬉しいです！ (2023年1月27日 13時) (
レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
お昼ご飯はモンスター(プロフ) - キメラ想像したらめっちゃ笑いましたwwまだ読んでいる途中ですが続きが気になって黙々と読んでいます。更新お疲れ様です、応援してます！ (2023年1月26日 10時) (レス) id: be756b31db (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - お昼ご飯はモンスターさん» つなぎ目だらけで舌を出すキメラを生み出してしまいました…wご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2023年1月26日 10時) (レス) id: ddc7a24158 (このIDを非表示/違反報告)
お昼ご飯はモンスター(プロフ) - フランケン・アインシュタインはおもろすぎるｗアインシュタインとフランケンシュタインは別物ですよ〜 (2023年1月25日 10時) (レス) @page8 id: be756b31db (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - みーやんさん» ご指摘ありがとうございます！見当たる限り修正しました、ご迷惑おかけします。読んで下さりありがとうございました、これからもよろしくお願いします (2022年12月13日 0時) (レス) id: cfb2af5982 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アネモネ | 作成日時：2022年11月26日 20時
