さよならばけモン

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「あっ、あの、ず、ずっと前から好きでした！！」

「………」

「無理。」

これで何回目だろう。異性から自分に好意を伝えられたのは。なぜ自分にそんな薄っぺらい愛というものを伝えるのか全く理解出来なかった。でも自分がなぜこんなに人に興味を持たれるのか。少し自覚はしていた。なぜなら、
『眼皮膚白皮症通称』アルビノ
『虹彩異色症』オッドアイ
という症状を患っているからだろう。普通の人は違う目。違う肌。違う体。自分は一億人に一人産まれてくる人間らしい。多分、自分の体はみんなと違うから興味を持たれるのだろう。そんなの自分にとっては不愉快である。

勝手に軽視して

勝手に好きになって

なんも分からないのにな。自分はアルビノだから光に注意しなきゃ行けない。沢山我慢しなきゃ行けないことだってある。何が1億に1人だ。俺は俺は、
俺は、、、そんな病気も言葉全部大嫌いだ。

普通でいたい。普通の生活をしていたい。
どうせなら「普通」に生まれ変わりたかった。執筆状態：連載中