信頼。 ページ19
訓練所を出て、なんとなくぐるりと回ろうと思い、左に曲がる。
少し進むと、小屋が見えた。
小屋というより、家畜舎という方が正しいだろうか。
中を覗くと、様々な家畜が育てられていた。
少し中に入り、奥まで見渡す。
奥に馬がいるのが見え、そっちに近づく。
奥で静かにしている馬に、なんとなく話しかける。
『なあ、名前なんていうんだ？』
ゆっくりと近づいてきたので、頭を撫でながら、名前を確認する。
『外道丸、か。お前、毛並みきれいだな。
触ってもいいか？』
勝手にしろ、と言わんばかりに頭を下げてくれたので、優しく撫でる。
外道丸は僕の匂いを嗅いでいる。
どこかくすぐったい。
『お前のご主人様はいい人なんだな。
じゃなきゃここまでおとなしくねぇよ。
よく警戒せず触らせてくれるな。』
ht「何してるの。」
『絶対的な信頼、か。
まあ、育て方もいいんだろうけど。
ひとらんらん様、すみません。勝手に入ってしまって。
いい子ですね、外道丸。』
ht「当たり前じゃん。
俺が育てたんだし。」
少し悩んだ様子のひとらんらん様。
動物が信じた人間を信じるべきか。そんな感じ？
『自分の意思はしっかりと。
怪しいのであれば、疑ってくださいね。
疑うラインを決めるのは、あなた次第ですが。
それじゃあ、僕はこれで。
また会いに来るね、外道丸。』
ああ、楽しみが増えたな、なんて考えて家畜舎を後にする。
____________________
ht視点
怪しいのであれば、疑え。
彼の出て行った方を見つめ、考える。
すると、外道丸が頬にすり寄って来る。
ht「どうしたの？外道丸。」
俺の言葉を聞いて小さく鳴く外道丸。
わかったよ。もう迷わない。
彼に伝えるべく、彼の去った方へ走った。
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a Sky sort(プロフ) - やなぎさん» あ、ありがとうございます！チッスチッス！頑張るんでこれからもどうか応援してやってください！ (2018年6月19日 7時) (
レス) id: bd67cabe36 (このIDを非表示/違反報告)
やなぎ(プロフ) - チッス！めっちゃこの作品おもろいですー！更新頑張ってくださいー！！！ (2018年6月19日 0時) (レス) id: 527e21d3c1 (このIDを非表示/違反報告)
a Sky sort(プロフ) - はらさん» すみません。忘れてました。すぐに外させていただきます。 (2018年6月11日 21時) (レス) id: bd67cabe36 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい (2018年6月10日 22時) (レス) id: 3014f9cfa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：a Sky sort | 作成日時：2018年6月10日 22時
