【ソードアート・オンライン】碧き剣士

第27話 ヒーローは遅れてやってくる ページ32

キリトside

あまりのスピードと驚きで
その人物を特定するのに数秒かかった

キリト「スカイ！！！」

碧いエフェクトを放った剣がボスを斬る
あれは《彗星剣》
しかも以前見たものよりも格段に違う

速さ、正確さ、ダメージの量、完成度
動きに全く無駄がない

これが本当の《彗星剣》なのか

スカイ「スタースレッド」

先ほどとは違う碧い閃光
ボスの攻撃を見事に交わしながら攻撃を加えていく

その光景は正しく《彗星》
流れるような攻撃はボスに確実にダメージを与える

気が付いたときには
ボスはポリゴンの欠片となって消えていた

【Congratulations】の文字が現れたとき
ようやく歓声が上がった

アスナがスカイに詰め寄り何かを聞いている
スカイは笑って対応している

俺もスカイに駆け寄ろうかと思ったがやめた

キリト「何してたんだよ。アルゴ」

物陰から出てきたアルゴ
おそらくスカイと一緒にやってきたのだ

アルゴ「あのコが特訓したいって言うんデネ。ちょーっと手伝っていただけダヨ」

キリト「後からここに来た理由は…？」

アルゴ「その特訓中にボスに関する情報が手に入ったのサ。隠し情報ってヤツだね」

なるほど
それで後から駆けつけたって訳だな

アルゴ「さっきの技はスタースレッド。十二連撃の技ダヨ。もちろん《彗星剣》だけのナ。情報が遅れたお詫びとして、特別に今のは全部タダにしておくよ」

それだけ言うとアルゴは去っていった

キリト「これからが大変だな……アオさんヒーロー」

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