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ずっとあの後ろ姿を探している
目がさめると綺麗な木目が見えた、はずだった。真っ黒に遮られた視界は総悟が望んだものーそう、アイマスクのせいである。
たまにはアイマスクなしで寝てみようか、などと考えを巡らせたが、やめた。どうにも最近はらしくないことばかり考えていている気がした。
「…花。」
そういえば、あの後ろ姿は花のようだった。もちろん前にも述べたように彼女の微笑んだ顔も美しかったが、総悟がなによりも心惹かれたのは後ろ姿だった。
真っ直ぐに伸びた背中に、派手でない着物をきて、ゆっくりと歩く。
まるで姉のミツバのようであった。
だからだろうか、あの後ろ姿を探し、求めてしまうのは。
総悟はのそりと立ち上がるといつものように黒い隊服に身を包んだ。そういえば、もうすぐ夏になる。この隊服が暑くてたまらないと、みんなが言っていた。けれどもまともな新しい案なんて出やしない。
汗ひとつかかず、その隊服を着こなしている総悟でさえもやはり暑いのだ。どうにかしてもらわないと困る。
今日の会議はそんなことを話題として出そうかな、と思った。
「えー、では、隊服の件は山崎に任せる。以上で今日の会議は終わり。」
近藤の一言に今までびちりと綺麗に並べられた魚のように正座していた隊士らが「ようやく終わったぁ。」とあぐらをかきはじめた。
「んで、終わったとこ悪いんだが、ちょっと紹介したい人がいる。」
ざわざわとなりはじめた空間に近藤の一言はみんなをしんとさせるのには事足りていた。「入ってきてくれ。」という近藤の合図すっと襖が開かれた。
あ、と思ったのはきっと総悟だけだっただろう。見知った顔だったからだ。近藤の横にそっと座り、深々と頭を下げる女はまさしくこの間の女だった。名はAというらしい。
「今日からお世話になります。」という彼女の一言に盛り上がりを見せたのは総悟の気持ちだけでは無かった。何やら後ろも騒がしい。
ふと、彼女と目が合う。あら、というような顔をして彼女はまたこの間と同じように微笑んで見せた。
ああ、遅かった。そう思った時にはすでにもうこの彼女の後ろ姿ではなく、笑顔が見たくなっていた。
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咲(プロフ) - 雪華さん» 是非、私の勝手な都合で書いている短編集を読んでいただけると幸いです。 (2019年6月2日 13時) (
レス) id: 97c0d12c03 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 雪華さん» おそくなり、すみません。私は自分の好きなようにお話を書いておりまして、お願いされる形で書くのは正直読んでくださっている読者様方をがっかりさせそうで自信がありません。ですのでそう言ったお願いはできかねます。申し訳ありません。 (2019年6月2日 13時) (レス) id: 97c0d12c03 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?ドラゴンボールのキャラ×18歳のメイ・チャンの恋愛短編集を作って貰いますかな?メイ・チャンは悟空達の仲間で子パンダのシャオメイと一緒で長男のグリードと次男のエンヴィーの妹を設定で (2019年1月15日 20時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2017年9月17日 0時
