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「沖田さん……ありがとう。私はAというの。」

そう言うとAは総悟の腕をそっと外した。優しく、それでいてなにかを消すように。

総悟はまた動けなかった。あの時みたいにはもう、追いかけることも名前を呼ぶことも絶対にできない、そう、絶対にー。

あれが最後のチャンスだったのだ。

総悟はふらふらと店先の長椅子に戻る。「兄ちゃん、なにやってんだ。危なかったぞ。」と言う団子屋のじじいの言葉なんて何一つ頭に入ってこなかった。

どさりと座ると、なにやら袖のところから白い小さな正方形に折りたたまれた紙が出てくる。そっと総悟は拾い上げた。





「てめぇ、どこ言ってやがった!」

頓所に帰れば、また土方が総悟に怒鳴りつける。「いい加減にしろ、」とあーだこーだ言う土方に総悟はなにも答えなかった。

答えない代わりに1つ、涙が溢れる。土方はギョッとする。総悟が土方の前で泣くなどー

土方の前で泣いてしまう恥よりもプライドよりも何よりも今はAのことだけだった。あの紙に総悟の知りたかった全てが書いてある。









ーあなたが好きだったー

後ろ姿【沖田総悟】1→←3



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(プロフ) - 雪華さん» 是非、私の勝手な都合で書いている短編集を読んでいただけると幸いです。 (2019年6月2日 13時) (レス) id: 97c0d12c03 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 雪華さん» おそくなり、すみません。私は自分の好きなようにお話を書いておりまして、お願いされる形で書くのは正直読んでくださっている読者様方をがっかりさせそうで自信がありません。ですのでそう言ったお願いはできかねます。申し訳ありません。 (2019年6月2日 13時) (レス) id: 97c0d12c03 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?ドラゴンボールのキャラ×18歳のメイ・チャンの恋愛短編集を作って貰いますかな?メイ・チャンは悟空達の仲間で子パンダのシャオメイと一緒で長男のグリードと次男のエンヴィーの妹を設定で (2019年1月15日 20時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年9月17日 0時

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