雪が降る夜に【ONE PIECE】 (ページ37)

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cap36 ページ37

＜ｺｰﾄﾞ＞

現在、LEVEL4。

ｸﾛｺﾀﾞｲﾙが解放したMr.1と共に焦熱地獄を突き進む元囚人一行はどんどん囚人を解放していく。

ｻﾙﾃﾞｽが操るﾌﾞﾙｺﾞﾘをｲﾜﾝｺﾌが一撃で倒した後、すぐに獄卒獣(×3)が襲いかかってくる。

解放した囚人達、及び、新人類達は成す術無く殺られていった。

っていうか、ｻﾃﾞｨの野郎…悲鳴を聞いて機嫌が良くなるって…。

どんなﾄﾞSだよ。

頭いかれてるだろ。

「ｷﾞｱ3!!!ｺﾞﾑｺﾞﾑの…巨人の(ｷﾞｶﾞﾝﾄ)…」

「魚人空手、五千枚瓦…」

そして、無言で砂嵐を作るｸﾛｺﾀﾞｲﾙ。

「銃(ﾋﾟｽﾄﾙ)!!!」

「正拳!!!」

「砂嵐(ｻｰﾌﾞﾙｽ)!!!」

三人が同時に放った攻撃は一斉に獄卒獣(×3)を吹き飛ばした。

血を流して倒れる獄卒獣(×3)に冷ややかな視線を向ける。

「…input」

ｼﾏｳﾏとｺｱﾗとｻｲの能力なんていつ使うのか分かったもんじゃないが、一応ｺﾋﾟｰしておく。

まぁ、どの能力も殆ど使う事は無いのだが。

使っている間泳げなくなる、というのが厄介な点である。

しかも、海のｴﾈﾙｷﾞｰを凝縮させた波刀は使えなくなるのだ。

勿論、能力を使っている間は海楼石も効く。

俺がｺﾋﾟｰした能力を使うのは移動の時や海軍がいない時だけなのだった。

他は大体が魔法か刀で戦っている。

魔法を使う時は目撃者は全員殺した筈なのだがどうして海軍にばれたのだろう。

永遠の疑問である。

因みに、この間10秒。

獄卒長ｻﾃﾞｨとｲﾜﾝｺﾌが戦っている横を通る。

ふと視線を前にやるとそこには副署長ﾊﾝﾆｬﾊﾞﾙが扉を全開にして立っている姿があった。

「此処は地獄の大砦!!!何人たりとも通さんぞぉ～～～!!!」

そう言いつつ薙刀を振り回すﾊﾝﾆｬﾊﾞﾙ。

…彼奴って強いのかな。

「見よ!!!LEVEL3へ登る階段には千人の監獄弾ﾊﾞｽﾞｰｶ部隊を配置している!!!貴様らに出口などないっ!!!」

そういえば、“貴様”って敬語なんだって。

知ってた??

「か弱き庶民の明るい未来を守る為!!!前代未聞の海賊麦わら!!!署長に変わって極刑を言い渡す!!!」

「どけ」

「やだねーーっ!!!」

…餓鬼か。