雪が降る夜に【ONE PIECE】 (ページ12)

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cap11 ページ12

＜ｺｰﾄﾞ＞

「あー…そうだ」

麦わらの一味ではない海賊に目を向ける。

「今のを難なく持ち堪えるなんて…。どうやら君らも半端者じゃなさそうだねー…」

ﾄﾗﾌｧﾙｶﾞｰ･ﾛｰにﾕｰｽﾀｽ･C･ｷｯﾄﾞ。

どちらも名の知れた海賊だ。

「まさかこんな大物に此処で出会うとは…」

「冥王ｼﾙﾊﾞｰｽﾞ･ﾚｲﾘｰに蒼(ﾙ･ﾌﾞﾙｰ)…!!!間違いねぇ…何でこんな所に伝説の男が…しかも、偉大なる航路最強の人物に会えるとは…」

そんなに強くないけどね。

包帯でぐるぐる巻きにされているﾀｺの魚人に近寄るﾚｲﾘｰを見てｽﾃｰｼﾞから降りる。

「話は後にしよう。まずは此処を抜けねばな」

「外は完全に包囲されてるけどね」

そんな事を行っていると外から馬鹿でかい音量で警告を知らせる声が聞こえてきた。

『犯人は、速やかにﾛｽﾞﾜｰﾄﾞ一家を解放しなさい!!!直、大将が到着する。早々に降伏する事を勧める!!!どうなっても知らんぞ!!!ﾙｰｷｰ共!!!』

はぁ、と溜め息をつき、刀を抜く。

ﾎﾟﾀﾎﾟﾀと刃先から海水が滴り落ちた。

「副船長、先に行っといてくれ。俺もすぐ行くからさ。ちゃちゃっと殺ってくるわ」

「分かった、先に行っているぞ」

その言葉を聞いて苛ついたらしく、3人の船長も一緒についてきた。

…単純な奴ら。

「出てきたぞ!!!構えろ!!!」

「蒼(ﾙ･ﾌﾞﾙｰ)!!?それと…。…あれは3人共船長です!!!15億7000万、3億、3億1500万、2億の首です!!!」

何で俺の方に殆どの大砲が向いてるんだよ。

理不尽すぎるだろ。

「15億…お前そんなに強いのか??」

「…さぁ??」

麦わらからの問いをさらっと流しつつ。

刀を構えて溜め息をついた。

「迫撃砲、撃てぇ!!!」

3人が能力で迫撃砲を跳ねかえす。

「input…。一刀両断…!!!」

飛んできた幾つもの迫撃砲を斬り刻んだ。

空中で爆発した迫撃砲を見て溜め息をつく。

何で能力者相手に迫撃砲なんだよ、と心の中で呟き、海兵達に哀れみの視線を向ける。

僕がいる時点で君達の死は確定してるんだよねご愁傷さま、という意味を込めた視線だった。