僕は君のナイト (ページ13)

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Aちゃんは自分の隣をポンポンと叩いた

『まず、座ろうよ…あっ…』

自分から誘いながらAちゃんは突然俯いてしまった

信「どうした？」

『イヤだよね、私なんかの隣…キモいって、みんな言うし…ワタシなんか事好きとか…ノブくんのが迷惑だよね…』

やっぱり言われてた事気にしてたんだ…

『そうだよね、ノブくん座ってよ、私立つから…』

信「大丈夫だよっ！！俺も座る！Aちゃんの隣っ」

俺はAちゃんの腕を引っ張り強引に座らせた

強引に引っ張ったせいで…
すごく密着してしまった…

てか、え？？

すごく、いい匂い…？
皆、何で酷いこと言うんだろ…？

『えっ、ちょっと、恥ずかしいよっ…やっぱ、なんか、変なにおいするの…？』

信「あっ、ごめんっ、全然っ、大丈夫…むしろ…」

俺はさっとAちゃんから離れた

みんな何を思ってAちゃんをこんなに傷つけたんだ…

酷いことするな…

『ノブくんは良かったの？私の所来ちゃって…？いつもお友達と帰ってたのに…』

信「いーの！俺は今Aちゃんと話したいって思ったから…」

言ってて恥ずかしい…
　

『いいんだよ、ムリしなくて…』

Aちゃんは寂しそうに言った

信「全然、全然無理してないよっ！それよりっ、明日休みだし、映画行かない？」

『映画？？なんの？』

信「人1だよ最新作始まったしね」

『え、別に、私好きじゃないし…』

そうだよね、Aちゃんに取ったら、このからかいの始まりだもんね

信「え、ねぇ、Aちゃんそれはもったいないよ？だって俺も高月好きだもん」

『え、ノブくん？』

信「一番のキャラはアニメ」

そう言うとAちゃんは少し嬉しそうに笑った

信「と言うわけで、明日の朝10時この公園に来れますか？」

『ここで待ってっます』

そう言って俺達はこの日別れた

そして、翌日…

俺をこの公園で待っていたのは

可愛らしいワンピースを着た女の子だった…

信「A、ちゃん…」

俺が緊張子ながら声をかけると

『おはよ、ノブくん、今日の私も変変かな？』

「全然、全然変じゃないよっ」