僕は君のナイト (ページ12)

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授業が終わるとAちゃんはさっさと教室を出て言った

やっぱり、教室が苦手なんだろう…

「おーい、岡本かえるぞー」

「あ、ダメか、今からデートだもんな」

なんで、Aちゃんといるだけであんな酷い言われ方しなきゃいけないんだ？

あの子はあれをずっと我慢してきたんだ…

信「悪い、今日は用事あるから、また今度一緒にかえろうな」

こんな事で友達と気まずくなってはいけない

俺はなるべくいつも通りに対応し、教室を後にした

公園につくと

高月ちゃん、高月ちゃん

あっ！

公園のベンチに座っている高月ちゃんを発見した
信「Aちゃんっ」

初めて俺に名前で呼ばれたAちゃんはすごく驚いて、でも、すごく嬉しそうで

信「えっとAちゃんとか勝手に呼んでごめん、嫌だったら言ってっ」

『全然、嫌じゃないよ岡本くん…、ノブくんっ』

信「えっ、と…今日は変な噂とかできちゃったよね…ごめん…なんとか、誤解とくからさ…俺のせいなんだし…」

『気にしてないよ！私の為に言ってくれたんだもんね、ありがとう…』

信「だって、俺がAちゃんが好きなんて噂…Aちゃんにすごく迷惑かかっちゃってるし…」