だいすき…です (ページ14)

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ずっと、ずっと、泣いてるAをオレハ泣き止むまで抱き締めて、背中をゆっくり擦っていた

良「Aちょっとは落ち着いたか？」

『はい、ありがとうございました』

ゆっくり顔を上げるA
俺は涙を拭く

良「そうだ、腹減ってないか？って言ってもな…A疲れてそうだし…俺、なんか作るから待ってて」

ぽんぽんと頭を撫でて俺はキッチンに向かった

『あ、あの、私もお手伝い…』

キッチンに、ついてくるA

良「今日はいいからっ、その代わり今度はなんか作って、ノブがAに、作ってもらってうまかったーって言ってたから俺も食べたいし…」

俺はAの背中を押しソファーに、再び座らせ作業を始めた

「はい、Aおまたせ…簡単な物だけど…」

Aの前にオムライスを、置く

『え、美味しそ、すごい…』

良「え、ちょ、また泣くのっ？？」

俺は慌てて涙を拭きスプーンを渡す

良「食べてくださいっ」

『いただきます…おいしい…おいしい、ですっ…』

良「あー、もう、泣くか食べるかどっちかにしろー」

『だって、美味しいんだもん…』

泣いてるけどAはホントに嬉しそうに食べてくれて…

俺はその様子を隣で自分のオムライスを食べながら見ていた

『ごちそうさまでした』

良「じゃ、片付けちゃうから待ってて」

Aと俺の皿を持ち立ち上がる

『え、片付けくらい私が…』

良「いいから、今日は座ってて」

俺はさっさと片付けるとAの所に戻った

良「ねぇ？いい？」

『？？なにがですか？』

良「こうしてもっ…嫌だって言ってもするけどっ」

俺はAを抱きしめた

『きゃっ…』

良「あーAの体温」

『暖かいです、落ち着きます』

俺達はしばらくお互いを抱き締めあった