貴方が居る日常 (ページ4)

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甘くて…切なくて…、ページ4

私side

「だからお前は使えないんだよ！」

「お前なんか辞めちまえ！居るだけでイライラする。」

私は私なりに頑張って来た毎日毎日嫌味を言われ…今日だって沢山嫌味を言われ最近はご飯もあまり喉が通らなくなって今日は何も食べれ無かった…。

『はぁ…、、』

今日も自分の仕事じゃない仕事を押し付けられ残業になり自分の家へと向かう…。

こんな時は彼に会いたくなる、だけど彼は忙しい人だから…。

本当は彼に言いたい、彼に言って聞いて貰ってなでなでして貰ったり…ギュッってハグをしてもらいたい…。

…願うのなら朝まで傍に居て貰いたい…。

…だけどそんな事…忙しい彼には迷惑でしか無いだろうし…それに彼に心配を掛けたく無いから…。

『ただいま…、』

何故か鍵は開いていた…。

…誰も居ない家に声を掛ける、"おかえり"なんて言葉が返って来る訳でも無いのに…、、笑っちゃう…。

「…おかえり…、」

『え…、』

顔をあげると彼…隆一さんが居たそしてそれと同時に電気が点く。

「遅かったやん笑ご飯作ったで…笑ほら手洗ってきぃ…笑」

『うん…、』

隆一さんはそう言って私の手を引っ張りご飯を温め準備してくれる、私は手を洗い席に座り待つ。

『頂きます…、』

「…美味しい…？」

『ん…、』

「良かったわ…、」

彼が作ってくれたご飯を食べる…。やっぱり美味しくて…温かくて…泣いちゃいそうで…遂には涙が溢れてしまった…。

『ぁ…ごめんなさい…、』

「…そんな聞きたい訳ちゃうねん…、」

私が誤魔化す為に目をゴシゴシすると隆一さんは立ち私の所に来てギュッと優しく抱きしめてくれて…私をソファの所まで招いた…。

「頑張ったなぁ…、」

と言われギュッと抱きしめられ頭をぽんぽんされる、されたかった事ほぼして貰って…癒されない訳が無い…。

…彼に抱きしめられたら…溶けちゃいそうだ。

…悩んでた事、今日あった事…全部忘れてしまいそうで…。

「A…、」

『隆一さ…ん/////』

目が合って彼にキスを落とされた…。

…今日あった嫌な事なんて…忘れてさせて欲しい…。

「Aは頑張ってるで…もう我慢しなくてもええねん…、」

と言われ抱えられ彼に身を任せた…。